好きな人と仕事をするな! リーダーの条件 その8
部下に迎合するって、一番楽で一番ダメな道なんだよね。
僕は管理職の査定もしてきたけど、部下と適度な距離を保てない管理職は評価しなかった。
例えば、部下が職場の愚痴を口にする。
管理職が「そうだよねえ。自分もそう思うよ」と同調して、物わかりのいい上司の振りをするとするとどうなるか。
その部下は、「管理職のAさんも共感してくれたよ。やはりうちの会社おかしいんだよ」って言いふらす。
下手をすると退職者の嵐になる。
組織が崩壊することもある。
僕の関わってきた業界では実際にあった話だよ。
上司の立場ではね「君の気持ちもわかるけど、こういう風に考えてみないかな」と会社とか組織の立場に立って説得してみなければ、その立場を与えられた資格はないということ。
わかるかな?
それからね、上から、「部下に伝えろ!」って通達があるでしょ?
それを「上から、こういう通達がありました」ってそのまま伝える上司も不要だね。
だって、そんな上司に管理職手当払うならグループウエアを導入して、掲示板に「お知らせ」で乗せれば間違いないし早いでしょ?はるかにコストも安い。
中間になぜ管理職を置くのか、その意味を考えてみなよ。
それはね。それぞれの職場の事情や、メンバーに合わせて、「通達」をかみ砕いて、より効果的に伝えることを期待して配置しているんだよ。
それを理解できない管理職は不要なんだよ。
まずはリーダーに指名されたら、自分がどういう役割を期待されているのか、頭を整理しなければ駄目なんだよ。
それができるかできないかで、その先ステップアップできるかできないかが決まると言っても過言ではないよ。
社会人になったら、考えることをやめたら終わり。
考え続けるんだ。
大変?
大変だからお金をもらえるんだよ。
頑張って!
<続く>
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?