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好きな人と仕事をするな!      リーダーの条件 その19

リーダーは部下の変化を見逃すな!

僕が講演やセミナーで必ず話してきたこと。

特に離職率の高い業界のコンサルタントを多く担当してきた経験から重要なテーマだった。

部下は必ず「サイン」を出す。

辞めたくなると、あなたに対してサインを出すんだ。

もし何も出さないなら、あなた自身がリーダーとして認められていないという証拠。あなたがもっと自分を高める努力をすべき。


まずは、朝、なるべく早く出勤し、(部下のプレッシャーにならない程度にね)、必ず部下が通るところの掃除でもしながら、1人1人に「おはよう!」とあいさつする。

その時に、必ず「アイコンタクト」すること。
これが大事!

そして素早く顔色もチェックする。

目を見て元気がなさそうだったら「どうした?元気がないな」でもいいから声をかけること。

顔色がいつもと違って悪くても同じ。「体調は大丈夫かい?」って軽く声をかける。

この人声が大切。


「ああ、自分の上司は、自分のことをちゃんと見ていてくれているんだ」と思ってくれるわけだ。

大切な、あなたの仕事をサポートしてくれるスタッフを気遣うのも仕事の内だよ。
100%力を発揮してもらわなければ困るでしょ?

そのためには、何か悩んでないか?
具合は悪くないか?

そんなことを考えるのは当たり前。

逆に、目が輝いて、やる気に満ちていそうな部下がいたら「今日はいい顔してるね」とか、「げんきそうだな!いいぞ!」とか、ますますやる気が出るようにエールを送る。

中には、あなたの目を見ない。

明らかに寝不足で集中力がなさそう。顔色が悪い。などの部下が通る。

挨拶の声も小さい。下手をするとあなたに気づかないかもしれない。

気になったら、朝のミーティングの後にでも、面談室などに呼んで「どうした?なんだか元気がないけど?」と聞いてみる。

「いや別に」と言われたら言われたでいいんだ。
「何かあったら、いつでも相談に乗るからな」と言っておけばいい。

ああ、自分の上司は、自分のことを気にかけていてくれたんだ。と、あなたとの新しい関係性が生まれて、辞職を踏みとどまるかもしれない。

こういう細かいフォローを面倒くさがる人は、リーダーには向かないよ。

僕だって、本来は人と関わるのを面倒くさがる人間。

でも、どこの組織でも管理職をやらされた。
でも、「プロ」だから、いい管理職になろうと思った。

だから、失敗もしたけど、こういうフォローを身に着けてきたんだよ。

なれれば自然にできるから。

だって、あなたが女性でも男性でも、恋愛や結婚すれば、相手の機嫌や体調が気になるでしょ?気付いたらすぐ聞くでしょ?

僕みたいに聞かないと離婚される。
そういうことです。
<続く>

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