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子供達の外遊びの重要性

神経系の発達時期に絶対必要な外遊び

スキャモンの成長曲線

上記の線で青色で示されている神経系型の発達は8歳ぐらいまでのほぼ90%ぐらいのところまで成長してしまう。
これが故に、外で走り回ったり、色んなものに触れて遊んだり、耳でたくさんの音をしっかりと聞いたり、素材の味をしっかりと理解して味覚を育てる。
そういう感覚機能をフルに使った実体験が必要なのである理由。

ゲームのバーチャル世界では感じ取れないこの感覚機能を刺激する体験が大切。

これは運動機能・触覚機能・聴覚機能・味覚機能・視覚機能の五感に直接刺激が入ることが
この時期に絶対必要な時期である。

だから、現代社会の子供の多くは、この大切な機会をすごい確率で失っていると、
運動を教える私は痛感する。

子供の社会性を磨く時期

生まれてからママとの関係性が非常に強い
その次にパパやおじいちゃん・おばあちゃん

最近では共働き家庭が増え、保育園・幼稚園などでの、同じ幼児と触れ合う機会は多くなってると思う。しかしバーチャルの世界で遊ぶ機会が増えると、大人との関わりが自然と減り、自分の意思を伝えたり、相手の思っていることや、話に耳を傾けにくくなる。

また、我慢をすることを、この時期に覚えないととんでもない事にも繋がり、将来的にキレやすい子供であったり、凶悪犯罪にも繋がる大きな道徳的に問題のある子供が生まれるように感じている。

僕がこう思うようになった大きな出来事が、スイミングの合宿での実体験だった。

携帯電話が普及してものすごく便利になったが、携帯電話を持ち始めるのも低年齢化。
それは、スイミングの合宿にも大きく影響していて、合宿でコーチがしんどい練習を繰り返すと、自分に自信が無くなってしまって、ある種のホームシックになる低年齢の選手も少なからず昔から居ていた。
それの逃げ道として、携帯電話を使って親とコンタクトを取り、安心しようとする低年齢の選手が出てきた。
親も心配になり、練習を休むように指示をしたりする。

ここで思い浮かべてほしいのであるが、合宿の意義。
低年齢の子供が合宿に参加している意義
それは、自分の得意競技の強化ではない!

僕はまず、社会性(生きていく術)の強化だと考える。
親元を離れ不安もあるが、自分で起床や就寝・食事などの身の回りの事をまともにできるようにし訓練する。
また、自分の思うことや伝えるべき事を伝えれるように、周りの大人や年上のお兄さん・お姉さんを頼って、友達を頼って、他人と共存していく姿だと思う。
年長者は、年少者の一人でできない事を汲み取って、手伝ってあげたり、サポートをしてあげるなど情操教育の大きな役割を担っていると思っている。

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