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忙しい人必見!ポイントがすぐ分かる書籍紹介 記事まとめ

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スタートアップ企業の皆様に、ビジネスのヒントになりそうな書籍や業界の話題本の“読みどころ”を徹底解説!効率的にインプットしたい方におすすめです!
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#推薦図書

海外から見た日本マーケットのポテンシャルとは?『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則』読みどころ紹介(後編)

前回に引き続き、『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則 スタートアップ×伝統企業』を刊行した中垣徹二郎氏と東芝テック鳥井との対談をお届けします。 前編では伝統企業とスタートアップの間を取り持ち、オープンイノベーション推進に貢献する役割を持つ「ポリネーター」のマインドをご紹介しました。後編では鳥井がポリネーターとして心がけていることや、海外から見た日本企業のポテンシャルについて伺います。 ポリネーターに必要なのは、常に相手の立場を想像し、既存ルールへのリスペクトも忘

イノベーションのキーパーソンってどんな人?『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則』読みどころ紹介

GAFAやウォルマートなどが世界的な企業へと成長した背景には、スタートアップとの共創や買収を通じたオープンイノベーションを加速させてきた側面があります。 日本でもオープンイノベーションは積極的に推進されていますが、米国のような成功事例はあまり聞かないのではないでしょうか。そこにはどのような課題があるのか?ブレイクスルーを起こす可能性はどこにあるのか?オープンイノベーションのカギを握るキーパーソンを「ポリネーター」と名付け、具体例を交えながら分かりやすく解説したのが、米国シリコ

時間に支配されないための時間の捉え方「限りある時間の使い方」読みどころ紹介

なぜ、私たちは時間に追われてしまうのか?限られた時間をもっと効率よく使うにはどうすればいいのか? “時間の有効活用”という普遍的なテーマに対して、世の中にはタイムマネジメントに関する本がたくさん存在しますが、今回はそんな時間との向き合い方について新しい気づきを与えてくれる全米ベストセラー「限りある時間の使い方」をご紹介したいと思います。 時間との関係を再考し、本当に有効な時間の使い方を学ぶ著者のオリバー・バークマン氏はイギリス全国紙ガーディアンの記者として、外国人記者クラブ

“やっかい”な問題を解く鍵は「対話」にある『他者と働く』読みどころ紹介

他の部署に協力を求めてもなかなか協力してもらえない。相手にロジカルに説明したのに何か別の理由をつけて反対されてしまう。見えない問題があることは認識しているけれど、どう向き合えばいいのかわからない。 組織ではしばしば、こうした“やっかい”な問題が起こりがちで、今まさに直面して悩んでいる人もいるのではないでしょうか? 「わからず屋」たちとの「わかりあえなさ」といった一筋縄ではいかない問題に、私たちはどのように挑むことができるのか。その実践的なアプローチを深く学べるのが、今回紹

真の「顧客理解」とは何か?『顧客起点の経営』読みどころ紹介

2022年に日本能率協会が発表した調査によると、日本企業における現在の経営課題の1位は「収益性向上」という結果が出ており、実は10年以上前の調査でも同じ結果となっています。 このように多くの企業が「収益性向上」という課題に直面する中でも、「経営者が顧客をしっかり見つめ、現在の売上と利益は一体どのような方から頂戴しているのかを把握している企業」は着実に事業成長を遂げている。と記しているのが、今回ご紹介する『顧客起点の経営』です。 事業成長の鍵は「顧客を見ること」本書の著者であ

アフターコロナに小売企業が生き残るには?「小売の未来」読みどころ紹介

言うまでもなく、パンデミックは私たちの購買行動に大きな変化をもたらしました。世の中は徐々に日常を取り戻しつつありますが、 もはや“パンデミック以前”に戻ることはなく、“ポストコロナの世界”でどう生きるかを考える必要があります。 小売業界もこれまで当たり前だった世界が崩れ去り、ポストコロナの小売を再構築することが重要な課題となっています。消費者の新しい生活様式やニーズに適応することはもちろん、先行き不透明な未来を生き抜くにはどうすれば良いか?そのヒントを提示したのが、今回ご紹

「圧倒的に生産性の高い人」に共通する考え方とは?『イシューからはじめよ』読みどころ紹介

仕事の生産性を高め、より良い成果を出すためにはどうすればいいか?多くのビジネスパーソンが日々向き合っているこの命題に、シンプルかつ本質的な考え方を示してくれるのが、『イシューからはじめよ』です。 本書では「本当に優れた知的生産には共通の手法」があり、そのカギを「イシュー」と捉え、イシューとは何なのか?イシューがどんな役割を果たし、どのように役に立つのか?をじっくりと説明しながら、「圧倒的に生産性の高い人」になるための考え方を紹介しています。 著者・安宅和人氏は、マッキンゼ

リアル店舗はワクワクするような可能性に満ちている。『小売再生』読みどころ紹介

小売業界を取り巻く環境が目まぐるしく変わる中、店舗のあり方についてさまざまな議論が交わされ、数多くのプレイヤーが新しい事業やソリューションの創出にチャレンジしています。 そんな小売店舗の未来について、一つの可能性を提言した書籍『小売再生 リアル店舗はメディアになる』を今回は紹介したいと思います。 著者のダグ・スティーブンス氏は、世界有数の小売コンサルティング会社Retail Prophetの創業社長。WalmartやGoogle、Salesforce、BMW、Intelな

顧客とブランドの関係性が変わる!? 『D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』読みどころ紹介

ここ数年、「D2C(Direct to Consumer)」というビジネスモデルが国内外で大きな盛り上がりを見せています。 D2Cとは、企業・メーカーなどが、スーパーや百貨店、小売店舗、あるいはECモールなどを介さずに、直接消費者に商品・サービスを販売するビジネスモデルのこと。 一見すると、今まで介していた小売店などを挟まないので単なる「中抜き」ではないのか!?とも思いますが、今回ご紹介する『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』では ===(引用)

35年以上の時を超えて~なぜ世代を超えて読み継がれているのか?『失敗の本質』読みどころ紹介

スタートアップ経営は未知なる領域を開拓する醍醐味がある一方、その道のりは決して平坦ではなく、数々の苦難や失敗を乗り越えなければならない場面も少なくありません。 そんなスタートアップ経営者をはじめ、組織を束ねるリーダーたちに読み継がれている名著が、『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』。1984年に発刊されて以来、今なお読まれているロングセラーです。第二次世界大戦の日本軍が体験した「失敗」から、今を生きる私たちが学べるエッセンスを、今回は紐解いてみたいと思います。 日本軍とい

【資金調達だけじゃない。経営センスを磨きたいスタートアップ企業の方へ】『ざっくり分かるファイナンス』の読みどころ紹介

企業活動とファイナンスは切っても切れない関係にあります。皆さんの中にも、仕事で毎日ファイナンスと向き合っている方がいるのではないでしょうか。 一方、これまでファイナンスに接する機会があまりなく、実はよく分かっていない、というビジネスパーソンの方も少なくありません。あるいは、スタートアップ経営者や経営メンバーとしてファイナンスに携わるようになったものの、いまだに苦手意識を持っている方もいると思います。 そんな方々におすすめしたいのが、『ざっくり分かるファイナンス 経営センス

【AI時代の“勝ち続ける”ビジネスモデル】『ダブルハーベスト』の読みどころ紹介!

スタートアップ経営や新規事業創出、共創のヒントにつながる書籍を紹介する企画。 今回取り上げるのは、堀田創氏と尾原和啓氏の共著『ダブルハーベスト 勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン』です。 コモディティ化したAI技術。AI活用の「戦略デザイン」が問われる時代へDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進があらゆる業界で進められていますが、その鍵を握るポイントのひとつに挙げられるのがAI活用です。 AIの技術自体は日々進歩し続け、専門的な知識がなくてもAIを

【10人→100人フェーズのスタートアップ必携書】『爆速成長マネジメント』全章の読みどころ紹介!

新刊や話題の本、業界で有名な定番本など、世の中には面白い書籍がたくさんあります。しかし、スタートアップの皆様はじめ、日々忙しく過ごしている人はなかなか本をじっくり読む時間がなかったり、新しい本と出会う機会が得られなかったりします。 そこで今月から、スタートアップ経営や新規事業創出、共創のヒントが得られそうな書籍の紹介を始めてみることにしました。私たちも皆さんと一緒に学びながら、情報をアップデートしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします! 今回取り上げるのは、イ