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小売業界のトレンドをキャッチアップする 記事まとめ

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海外動向を中心に、小売業界のトレンドや注目のスタートアップ企業の取り組みを紹介。情報のキャッチアップにご活用ください!
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#DX

レジオペレーションも改善する!?店舗DXとは?

前回(ブランディングが店舗スタッフにもたらす効果とは)お伝えしたように、小売業界では生産性向上、従業員エンゲージメント向上、ブランディングといった観点で、従業員のコミュニケーションを活性化するための店舗DXに注目が集まっています。 さらに、BOPIS(Buy Online Pick-up in Store)など新しい買い物体験が登場し、実店舗の環境や役割が大きく変化する中で、店舗スタッフに対して新しい環境への適応を促すためのサポートが必要とされています。このようなニーズに応え

ブランディングが店舗スタッフにもたらす効果とは

セルフチェックアウトや電子レシートなど、テクノロジーを活用して新しい顧客体験を生み出す実店舗DXが進んでいますが、海外では店舗スタッフの生産性向上や従業員エンゲージメントの向上だけではなく、ブランディングといった観点でも「インナー施策」に関するDXに期待がかかっているようです。 特に店舗は顧客と接点を持つ重要なチャネルの一つであるため、いかにブランドイメージやブランドステートメントを従業員に浸透させられるか、日々接している顧客の声やニーズをキャッチアップし、企業に還元できる

海外動向から探る、電子レシート普及の可能性

DXやサステナビリティの観点から、レシートのペーパーレス化を実現する「電子レシート」に注目が集まっています。 国内では経済産業省が「IoT等を活用したサプライチェーンのスマート化」の取り組みの一つとして、電子レシートの活用について積極的に推進し、仕様の標準化や実証実験が進んでいます。 今回は、電子レシートが浸透した社会をよりイメージするために、日本よりも電子レシートの普及が進んでいるアメリカの動向を見てみましょう。 環境団体をはじめ、電子レシート推進に積極的なアメリカア

アパレルブランドと製造をつなぐマッチングサービス

経済産業省の令和2年電子商取引に関する市場調査にもある通り、物販系分野のEC市場規模が拡大しています。それに伴い、デジタルを主戦場にするD2C(Direct to Consumer)に注目が集まっています。 アパレル業界でもD2Cはトレンドの一つとして、D2Cブランドを新たに立ち上げるスタートアップのほか、既存の大手メーカーがD2Cブランドにシフトするケースや、プラットフォーマーがPBとしてD2Cブランドを展開するケースが出てきています。 D2Cブランドの立ち上げは商品開

さまざまなアプローチから学ぶ、店舗でのロボット活用

現在、小売店舗では人手不足や業務効率化、顧客体験向上を目的にさまざまなテクノロジーが導入されていますが、今回は「ロボット×店舗」をテーマに取り上げたいと思います。 ひと昔前は「ロボット」と聞くと未来の話のように感じたかもしれませんが、ここ数年で各業界でのロボット活用は一気に進み、小売の店舗内においてもその例外ではありません。 海外では大手小売のWalmartをはじめ、中・小規模の店舗も含めてあらゆるシーンにロボットが導入され、スタートアップの先進的なソリューションも次々と