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「レモン畑の吸血鬼」カレン・ラッセル

朝日新聞の書評欄で発見。新進作家(1981年生まれ!)の短編集。

正直言って雰囲気になじめず、最初の2編しか読めず。

その中で二つ目に読んだ、「お国のための糸繰り」という作品は日本の、明治期の製紙工場が舞台。

要は「ああ野麦峠」のような話なのだが、途中で日野日出志の「毒虫小僧」みたいな流れになる。

しかし著者はインタビューでアジアの工場でiPhoneを製造している女性達に言及しているとのことで、寓話により労働問題を扱っているのだろう。

もう少し時間を置いてまた再読してみようと思います。

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