お世話になった校長先生に想う事

新年度が始まりました。
我が娘も今日から中学生。無事に入学式が終わり、新しい学校生活のスタートです。

私は・・・というと、娘の小学校のPTA会長をさせていただいたので、年度をまたいで5月の総会で新会長に引き継ぐまでは、もうしばらく小学校に残ってPTA活動に参加しています。

この時期は、役員の改選やら、保護者の役員決め、予算の策定などなど・・・やることが多いです。しかし、今年は新型コロナウィルスの感染予防の観点から大勢の人が集まるのを避けるという方針のもと、PTA役員会やらPTA総会やらが軒並み中止の方向で話が進んでいます。

PTA役員の選出は非常に手間がかかる作業。立候補してくれる保護者の方がおられるならば非常にラクなんですが、今の時代は働いているお母さんも多く、昔みたいに気前よく役員を引き受けてくれる方がいないのが実情です。そんなこんな状況の中でも、新しく始まった令和2年度をうまく運営するためにはしっかりと決めることは決めていかなければと思っています。

さて、私自身、PTAは副会長2年、会長1年させていただき、その間はいろいろな方にお世話になりました。とりわけ、校長先生とは学校のことについてやり取りすることが多く、普通の保護者に比べたら各段にお話しする機会がたくさんありました。

この3月で定年退職された校長先生。非常に素晴らしい校長先生で、PTA会長をさせていただいた期間は、こちらも非常に気持ちよく活動させていただきました。この校長先生、子どもたちにもすごく人気があった先生でして、我が小学校に赴任してくる前は、全校生徒が数十人の小さい学校におられたそうでして、とにかく生徒の顔と名前を全部覚えるのが目標!と、言って我が小学校に着任されてきました。

ちなみに我が小学校の全校児童数はおよそ400名。

定年退職された3月にはすべての児童の顔と名前を憶えておられました。すご!

私にとってのいわゆる校長先生のイメージは、校長室に居て、なにか悪いことをしたら叱られるために呼ばれる・・・。そんな存在。私が小学生だったころの校長先生なんて、そんなにしゃべった記憶も無いし、校庭で遊んだという記憶も無い。

でも、このたびお世話になった校長先生は、昼休みも一緒に児童と遊び、プールの指導も率先してやられてました。児童だけでなく、おやじの会という父親保護者の会メンバーとも酒を酌み交わし、おやじたちと一緒にPTAのソフトボール大会に参加いただいたりと、幅広く多くの方に接しておられました。

なによりもやっぱり子どもが大好き・・・そんな空気がただよう校長先生だったなぁ。PTAの事で校長先生に相談に行っても、「子どものためになるんかねぇ・・・」「子どもが喜ぶからそうしよう!」「子どもが笑ってくれるかね??」と、なんにしても「子どものため」。おそらく、おやじの会のメンバーと酒を交わすのも、きっとその家庭の子を想いながらお酒をのんでたんじゃないかな??と思います。

子どものために・・・そんな職業を・・・いまさらながら羨ましいなと思います。

仕事ってものは、「だれかのため」にするもの。「だれかの役に立つため」にするもの。
世知辛い世の中、自分のノルマのためだけに駆けずり回る大手同業者も居る。自分自身、仕事をするにあたり、いつも頭をよぎるのは「自分の仕事は、自分の子どもに胸を張れるか?誇りをもってこの仕事をできているか?」ということ。

もちろん、「だれかのために」「だれかに役に立つために」と自分自身に言い聞かせるのも大事だけど、


やっぱり一番かっこいいのは、人から見て「あぁ、この人は、他の人のために頑張ってるんだなぁ」と思われることじゃないかと。


もし、生まれ変わったら、学校の先生になろうかな。


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