「エゴの超越」を目指す
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長らく全然本が読めない時期が続いていたんだけど、最近やっと読書ができるようになってきた。
手に取る本は完全にその時の気分で選んでいるんだけど、どうも最近の傾向として、ライトに哲学っぽく、そこそこスピリチュアルも入っているものが読みたいらしい。
目に付く本を読み進めていて毎回のように引っ掛かるというか、気になるキーワードが「エゴ」である。
エゴ、自我ともいうけど、エゴとそのまま使うときは、自我よりも悪いニュアンスが多く含まれる単語だと思う。
広辞苑をひいてみたら単に「我」、「自我」としか出ていないけど、類語のところに「エゴイスト」「エゴイスティック」が出ていた。
「エゴ」と表記すると、エゴイストやエゴイスティックを想起させる方向、つまり「自己」ではなく「利己」とか「利己主義」的に捉えられるんだと思う。
というわけで、僕は最近自らのエゴに興味がある。
というか、今の僕のテーマがエゴなんだと思って日々内観に取り組んでいる。
長い自己内観の旅の間に僕はいくつものテーマで内観を深め、自分の存在について客観視できるようになるとともに、その中に潜むビリーフを見つけては解放する取り組みを続けてきた。
男性性と女性性の否定についても概ねクリアできたと思うし、そもそもの自分の存在に対する否定についても、かなり良い線まで辿り着いていると思う。
大きな手放しをいくつも同時進行で行い、サレンダーもたくさん経験したし、波に逆らうのではなく波に乗ることの意味とその方法についてもずいぶん分かってきた。
直観の磨き方と直観を日々の生活でどう活かすかについても、概ねできるようになっていると思う。
そこに出てきたのがエゴ。人間関係における、不健全な形で表出するエゴ。
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