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日記(恋人の携帯を見ていいことなんて一個もない)


年明け初めてしんくんに会いに行ってきた。

帰りの電車の中。


しんくんの仕事の関係で、
最近は時間を作りやすくて、
2泊3日一緒にいれた。


去年、年内にわたしの実家に行きたいって
言ってたしんくんは、
年明け行こうかなって言って、
結局難しくなってしまった。


仕方のないことだと思う。

思うけど、「仕方のないこと」が積み重なって、
それを吹き飛ばすくらいの信頼と愛が
崩れそうになっていて
ちょっと苦しい。


14時過ぎに着いた私を
駅に迎えに来てくれたしんくんは、
パーマをかけててさらにかっこよくなってた。


お家に着いて、いちゃいちゃしながら
しんくんの好きなアニメを見て、

しんくんのお兄ちゃん夫婦が作ってくれた鍋を
家族みんなで食べて、
映画を観に行った。

帰ってきて、お風呂入って、
いちゃいちゃして寝た。


朝起きたら10時半で、
朝から観ようと思ってた映画は、
間に合わなかった。

リビングに行ったら
しんくんのお兄ちゃんいたから、
何となくだらだら話して。


その後一緒に韓国ドラマ見てたら
眠くなっちゃったから
お互いお昼寝して17時半。

今まで恋人の携帯なんて見たことなかったし、
しんくんに対して、浮気なんて絶対にしないって
信頼があったから見ようと思ったこともなかった

お昼寝から目覚めたらしんくんはまだ寝てて、
メイクとかしててもまだ起きなくて、
隣で横になってたら、
しんくんのスマホの通知が鳴って、
画面がついてそのままふと通知を見てしまった。

「ストーリーに追加されました」と
「ご馳走様ありがとうまた誘ってね」の通知は
どっちも違う女の子からだった。

浮気を疑ったら、
しんくんの行動を束縛することを言ったら、
即嫌になって別れる人だと思うし、

私のことを好きで、
将来を見ているんだろうなって分かるから、

何も言えなかった。

怖いだけなのかもしれないけど、

言った途端、全てが崩れるだろうなって思った。


思えば、これを言ったら私のことを嫌いになるんだろうなってことを言わずにいて、
そんな風に理解できるの私だけなんだろうなって
勝手に溺れて、
しんくんからの好きを保っていたのかなって
思ってしまった。


客観的に見てもとっても素敵な人間だから、
きっとこれからもモテ続けるのだし、
恋人として誇らしいなと思う。

それに見合う人で在りたいなと思えて、
素敵な関係だと思ってた。


遠距離恋愛なんて、信頼が全てなのに、
「浮気なんて絶対にしない」っていうしんくんを
信じれなくなってしまった。


しんくんが自分の時間をどう使ってるのか、
知らなくていいし、
わたしも全部報告してる訳じゃない。

女の子からの通知だって、
地元の友達とか、なんか色々あるんだと思う。

側から見て疑わしいことも、
気持ちはどうなのか分からない。


「花束みたいな恋をした」を見た。
これを見たカップルは別れると聞く。
そんなこと関係ないと思いながら、
しんくんの先輩の夫婦は一緒に見れないと
言ってたらしい。

2人なら大丈夫そうだけどねって言われたから、
一緒に見てみようよって言われた。

見た。

私たちならこんな風にはならないだろうなと
思いながら。

しんくんもおんなじようなこと思ってた。

感じたことを話してる中で、
菅田将暉の最近のドラマの話をした。

そのドラマでは「事実はいつだって一つだけど、
真実は人の数だけある」と言っていた。

その通りだなと思って、
自分の意見とか考えだけを全てだと思わないように、気をつけたいなと思ったことを話した。

深いなと言いながら、
いつもありがとうねって言い合った。



だからきっとこれは浮気ではないし、
私は一生胸にしまったままにすると思う。

人のプライバシーを覗いた罰だと思う。

ちょっと買い物に行こうって、
車を走らせてくれたけど、
正直苦しくて、悲しくて、
でも言えなくて、
そんな私を見てなんか元気ない?って言ってた。

そんなことないよって笑った。

泣きそうになりながら目的地について、
いつもと変わらない自分をって思いながら、
買い物をした。

ワンピースを買ってもらった。

しんくんの前で着ることないのかなとか
考えた自分に悲しくなった。


帰り道、1人よりも2人で買い物した方が楽しいねって言ってたしんくんに嬉しくなった。

お家に帰って、
家族のお誕生日会でお寿司食べて、
しんくんの作ってくれたおつまみ食べて、
だらだらした。


楽しかったし、
また仲良くなれた気がして嬉しかった。


一緒にお酒飲んで、
マック食べたくなったしんくんと、
お兄ちゃんに運転してもらって
ドライブスルーに行った。

玄関で先に行っちゃったしんくんと、
私が靴履くの待っててくれたお兄ちゃんに
何だか悲しくなった。


帰って、ケーキ食べて、
しんくんはマック食べて、
その間にお風呂を借りた。

韓国ドラマ見ながらいちゃいちゃして寝た。


朝起きて、
昨日間に合わなかった映画を見に行った。

映画の後食べに行こうと言ってたラーメン屋は、
しんくんのお腹の都合と、
働いてる友達がいないらしいって
無しになった。

ラーメン食べたらバイバイすると思ってたから、
一緒にいれる時間が短くなったことに
悲しくなった。

言えなかった、言わなかった。

電車の時間までドンキに行って、
買い物して、
駅に送ってもらった。

帰り際いつも寂しくて、
最近はキスをしてたけど、
寂しいながらも、心が悲しくて溢れ出そうで、
そのままバイバイした。


いつも電車に乗ってから送るラインは、
数時間既読がつかないけど、
すぐに返ってきた。

いつもより丁寧なラインだった。

私のことを好きなんだろうなって、
行動をくれるけど、
それが幸せだったけど、
どんな優しさも色んなことを疑わせないために
思えて、そんな自分が最低だと思った。



最近飲みに出てなくて、
そういう時間を将来のために使ってるって言ってた。


しんくんのお兄ちゃんは、
不安にならないの?俺だったら相手がしんくんならなってるって笑ってた。


過去に遠距離をしていて、「絶対にもっと
あなたを思ってくれる人がいるよ」って
私が言っていた友達は、
あの頃のわたしと重なるって言ってた。
同意見だった。


誕生日、私のストーリーをみて
私の誕生日だったことに気づき、
次会った時までに欲しいもの考えといてって
言ったしんくんはその後そんなこと忘れていた。
物が欲しいとかお返しがほしいとかじゃなくて、
私への興味のなさだけ残った。


しんくんの好きなところは沢山あるはずなのに、
隣に歩くのが自分じゃなくてもいいんじゃないかと初めて思った。

私と別れることを一生後悔したらいいのにと思った。


いつか、しんくんが、
「あなたが優しすぎて、
俺のことを受け止めてくれすぎていて、
怖くなる」って言っていた。

「俺に対して思ってること全部言って、
居なくなっちゃうんじゃないかって
思うことがある」って言っていた。


そんなことある訳ないよって言った。

別れる時何も言わないと思う。


私としんくんが合わなかっただけだと思う。
自分が「無関心」に近づいた気がした。


きっとまだ、今までと同じようにラインして、
今までと同じように会いに行く。

別れても後悔しないなって、
はっきり思えるまでは。

その間にたくさん素敵になって、
手放したくないような存在になりたい。


したたかに生きて何が悪いと思う。


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