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EC事業が滞りなく展開できるインフラ作りを。【Spring事業部 藤井×新垣 対談 前編】

株式会社Tsuzucleは、事業の明確な目的設定から実行に至るまで、細やかに伴走する手法を強みとして、様々な企業の支援を行い、4年間で、リテール企業を中心に100社あまりを支援している会社です。

Tsuzucleでは、より事業を拡大させていくために、2024年より採用を強化しております。
募集しているポジションは、下記になりますので、ぜひご覧ください。

株式会社Tsuzucleには、運用支援、戦略策定・伴走、開発・実装と3つの支援体制があります。このうち、開発・実装支援を担っているのがSpring事業部です。

今回は、このSpring事業部にフォーカス。前編となる今回は、Spring事業がもっと業界の人に知ってほしいという思いで、藤井さん、新垣さんに事業部の仕事内容や強みについて伺いました。

左:藤井 慎太郎 右:新垣 飛雅

藤井 慎太郎 略歴
新卒で株式会社Tsuzucle入社後、EC事業のコンサルティング、マーケティング支援に従事。その後、リテールDX、Shopifyを活用したECサイト構築を中心としたSpring事業を管掌。

新垣 飛雅 略歴
フリーランスエンジニアとして活動後、株式会社Tsuzucleに入社。 Shopifyを活用したECサイト構築やバックエンドシステムの開発を得意とし、大手企業のECプロジェクトに従事。

企業の「成長の足腰を作る」Spring事業部の強みとは

――まずはお二人のポジション、お仕事内容をお聞かせいただけますか。

藤井:私は開発事業の統括ポジションを担っています。開発支援をするチーム作りが役割の1つで、あとは営業でクロージングに近い部分を支援の間に入って進める役割と、現場に入ってディレクションをする役割という大きく3つの仕事を掛け持ちしています。

新垣:テクニカルディレクターを務めています。主な役割は要件定義で、ビジネスサイドから上がってきた要件をどうすればローコストかつハイクオリティで実装できるかを考え、エンジニアに方向性を伝えるのが仕事です。

エンジニアに伝えることに加え、エンジニアから上がってきたものが要件定義に合っているかチェックする、コードレビューするのも私の役目ですね。

藤井:ビジネスサイドで決めた要件そのままの形では、開発できないんですよ。新垣さんにエンジニア向けに翻訳してもらうイメージですね。
一般的に私がアカウントマネージャーと呼ばれる立場で、新垣さんがテックリードと呼ばれる立場となります。

――Spring事業についてご紹介ください。

藤井:一言でざっくり説明すると「商品を正確にお客様に届けるためのシステム開発」となります。

具体的にいうと、いわゆるECサイトの開発やさまざまな業務の効率化ですね。ECサイトには2種類あり、1つがAmazonや楽天などモール型のECです。対して、僕らが開発しているのは事業会社さんが自社で運営しているECサイトとなります。
前者と比べ、自社ECサイトはブランドの世界観を落とし込んだサイトを作れるのが特徴です。


お客さんにわかるドメインを作るのもそうなのですが、ECサイトを作るということは新店舗を作るようなものなんですね。

企業活動の裏には基幹システムがあり、顧客情報や受注情報、在庫情報など、店舗が増えれば増えるほど膨大な情報を有しています。

EC事業を進めていくには、ECと基幹システムとの連携が肝です。きちんと連携されていない場合、ECで在庫が1点減っているのに、基幹システム上では減っていないということが起こりえますからね。

また、基幹システムには顧客情報があるのに、ECサイト側にはないとなると、マーケティング活動もままならなくなります。

ただECサイトを作るのではなく、事業を推進できるよう基幹システムときちんとつないだECサイトを作るのが、我々の事業なんです。

実は、いわゆる一般的なECと言われる開発だけではなくオンラインで何かしらの取引が発生するものすべての開発に携わっております。

新垣:エンジニア視点でいうと、ここがおもしろいポイントでもあり難しいポイントでもあります。

基幹システムにはいろいろな種類があり、連携すべきものも物流、倉庫と多岐にわたるんですよね。1つのECサイトを作ればいいのではなく、そこに紐づけるべきすべてのものを見なければなりません。そうした仕事ができるのがおもしろさですし、我々の強みだとも思っています。

藤井:ECのインターフェース、要は購入画面をかっこよく作れる会社は他にもいろいろあるんです。むしろ、デザインをサイトに落とし込むところだけを見れば、弊社よりも得意としている会社が存在していると思います。

ただ、いくら見栄えがよくても、バックエンド側のつなぎこみがきちんとなされていないと、購入後いつまでも発送されないといったことが起きてしまうんですよね。EC事業として致命的なトラブルが起きてしまうおそれがある。

そのため、弊社はインターフェースへのこだわりは最低限とし、泥臭い裏側の部分に特に力を入れています。SIerのような仕事をしている形となり、競合があまりいないのが現状ですね。

この考え方の背景には、Tsuzucle社がこれまで様々な企業様の課題にマーケティングやコンサルティングで内部まで入らせていただき関わってきた中で、オペレーション負荷のかからない開発を大事にしてきたという経緯があります。

――見栄え重視でシステム連携がきちんとされていないECサイトは、家の骨組みが脆弱なのにリフォームにより見た目はいいというイメージに近いといえますね。

藤井:まさにそんなイメージですね。とはいえ、デザインを完全に捨てているわけではなく、必要に応じてパートナーに依頼をすることもあります。

また、他のベンダーが開発したサイトの保守のような仕事も受けています。

見た目は開発に詳しくない人が見たときに1番わかりやすいものなので、役員陣が見た目重視のサイト作りをすると決めたというケースは少なくありません。

裏側もきちんと作られていればいいのですが、ふたを開けてみるとシステム連携がお粗末だったというケースも見られます。

――保守として入った場合は改善の提案が通りやすいかもしれませんが、新規案件の場合、やはりお客さんから見栄え重視のリクエストがあるケースもあるのではないでしょうか。どのように必要性をお伝えしていますか?

藤井:定性定量で開発メリットをお伝えしています。特に定量ですよね。こうした開発をすれば、どこの部署の誰の工数がどれぐらい削減できるのかという業務コストの面、月額運用コストの面などを意図的にお伝えしています。

「何のためにお金を払ったのか」をお客さんが理解できるよう、丁寧にご説明しています。

ビジネスが動くためのインフラ作りに携われるのがSpring事業部の魅力

――エンジニアとして「おもしろくもあり難しくもある」というお話でしたが、どういった点がおもしろさになっているのでしょうか。

新垣:見た目の良いものを作るのももちろんおもしろいのですが、エンジニアのサガとして、動くものを作るのはやはり楽しいんですよ。

「こういうことをしたいという要望がある。それを叶えるために、こういうロジックを組んだら上手く回るんじゃないか」と考えて作るのが楽しいですね。

うちが扱っているShopifyは最新トレンドを走っているものなので、モダンで革新的なものに触れられるというのも魅力かなと思います。

藤井:新垣がいう「動くものを作る」は「ビジネスが動くためのインフラ」と言い換えられます。

ただのECサイトではなく、購入されたら受注情報が基幹システムに送られ、倉庫に連携され、発送されるなど、システムと人のオペレーションが関わるものを作っていて、それを「動くもの」と表現しているという感じですね。

ただ目に見えるものを作るのもおもしろいですが、自分が作ったもので人と事業が動くのがおもしろいと。

新垣:おっしゃる通りです。

――競合はあまりいないとおっしゃりましたが、採用面で考えると競合になる会社はありますか?

新垣:Shopifyのパートナーとなっている会社ですかね。

藤井:そうですね。パートナー会社がわかるようになっているので、採用競合はそのあたりになると思います。
ただテックリードの新垣はまだ23歳とかなり若いエンジニアです。ただ実力としては国内トップレベルです。

そのような人材を育てることができるのもうちの特徴かと思います。

――Tsuzucle Spring事業部の強みはどこになるでしょうか。

藤井:マーケとコンサルと開発と、1社に3事業部あるのが強みになるでしょう。開発会社の機能だけでは得られない知見と支援ができます。競合は開発1本が多いですので。特にマーケ事業は弊社の祖業です。

開発支援をするにあたり、難しいのはビジネスサイドの要件を詰めるところなのですが、マーケの理解があるため、グロースから逆算した使われるシステムを提案、開発できるんですよね。

開発1本の会社がこの視点を持つのは難しく、お客さんから言われた機能をそのまま作ることになりがちなのが、我々の場合は「グロースのことを考えると、その機能はいらないのでは」「逆にこの機能がいるのでは」と考え、提案できるのが強みかなと思います。

具体的にお伝えすると「初期の面談の時に5年先とかまで含めて事業展開の可能性をすべて風呂敷広げて話しましょう」と伝えています。事業の整理をして今のニーズを実現することももちろんのこと拡張性も考えて開発することはかなり重要視しております。

後編では、Spring事業が今求める人材像やキャリアの可能性、Spring事業の展望について、引き続き藤井さん新垣さんにお聞きします。

▼後編はこちらから

また、Springでは、エンジニアやサイト構築ディレクターの採用を強化しています。
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