居酒屋短歌
真夜中のメガハイボールを吸い込んだ君はわたしの風船でいて
たこわさと君と私はいつだってメインメニューのつぎのつぎのつぎ
枝豆は食べ終えたけど私達いつもどこかが剥き出しだよね
おつまみのように消費され肝心の美味しいところは捨てられる人だ
完全な幸せはなくて残された星形のオクラむやみに光る
はんぶんこできないクリームコロッケのような大人に成り果てました
のびすぎた鍋焼きうどんのやさしさをもっとあなたは大切にして
しっかりと歩くふりをして本当は飲んだ分だけゆらゆらしたい
ヒトカラより私の歌を無視しつつ選曲する人たちを愛でたい
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