vlog 破れない壁と闘いながら

今回は、私の内面的なことについてお話しさせていただきたいと思います。

私には、発達障害があります。
ASD(自閉症スペクトラム障害)と、
ADHD(注意欠陥・多動性障害)です。
これだけでも充分生きにくいのですが

先日、軽度ではありますが
「うつ病」と「パニック障害」の診断を受けました。

真っ先に感じたこと、それは「諦め」でした。
私は普通の人間として生きていくことができないこと。
この社会を生きていくには、多すぎる壁に閉じ込められたうえで過ごさなければならないこと。

幼少の頃から、いつの間にか感じていた壁が当たり前になった瞬間でした。
初めての抗うつ薬と、眠剤の処方。
進学後初めて目にした「精神科」の文字。
学生にとって、高すぎる受診料。馬鹿馬鹿しいなと思いました。

確かに診断前から、壊れていく感覚というものはあったのです。
明らかに分からないことを考えて勝手に苦しんで出てくる涙が、いつの間にか出てこなくなったこと。
心臓の痛みと、浅くなっていく呼吸。
動悸で目覚める朝。
このまま死んじゃうかもしれない、という恐怖感。
逆にもう死んでもいいやという虚無感。
でもまだ頑張らないといけないと思って、症状を見過ごしてしまった末路でした。
人間、どんなに動けていてもいつの間にか壊れているかもしれないんです。
いちばん強くて、いちばん弱いと思うのです。

かと言って、死んだら楽になるでしょうか。
確かに死んだら何もかも感じなくなると思います。
お線香の香りで存在を示して、あとは空から様子を見るだけで
決して触れられることなどもうできなくなる。
だから私は、希死念慮があっても死ぬ選択肢をとることはしませんでした。

そのぶん、私は自分に優しい生き方をすることにしました。
バイトの日数を減らしたり、学食を友人と食べたり、時々コンビニのご飯を食べたり、サークルを休んだり。
一日に自分がするべきタスクをできる限り負担のかからないように緩和しようと今は動いています。
治るかは分からない。それが心の不調。
これから長い期間向き合わなければならないこと。

それでも私は、好きなこと・頑張りたいことがある限り生き続けようと思います。
演劇・執筆・学生お笑い・趣味。
ほら、まだこんなに残っているのだから、死ぬわけにはいかないです。

かといって、私はほかの人の正しい生き方というのは分からないので、皆さんも一緒に頑張ろうとは言えません。
生きること・死ぬこと・そのための生き方などなど、他の人の人生に口を出すことはできません。言い換えれば、世の中の生き方というものをすべて受け入れて、肯定できる社会になればいいなと思っています。

自分を、どうか守ってください。
それが私の願うことです。





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