初めてお高い化粧品を買ったよ

化粧品はお金をかけないタイプだ。
俗に言うプチプラコスメってやつで十分。
特にファンデーションや化粧下地なんてのは消耗品だから、高いお金をかけないべきだと思っていた。
安くてそれなりのクオリティのものを使おうと思っていた。

でも自分の感覚が鋭くなるにつれて、化粧をした自分の顔に満足がいかなくなってきた。
スタジオで写真を撮った前後で感じたこと。
プロにメイクしてもらったのと自分でメイクしたのと何が違うんだろうということ。

アイメイクや似合う色については好きなものをそれなりに引き立たせるセンスがある、だけど逆にベースメイクに気を遣っていないことに気がついた。

ツルッとした陶器のような肌になりたいのに、どうしていいかわからなかった。
自分のために化粧品を探したり、何が良いと分析するのは面倒でやりたくない。
だけどそんな時に私の幼なじみで化粧品に詳しい子とウィンドウショッピングをする機会があった。

一緒に化粧品を見て、「もう歳的にも、基礎化粧品は良いものを使ったほうがいいよ」と教えてくれた。
彼女は学生時代からたくさん化粧品を試していて、実際肌もものすごく綺麗で、メイクもとてもうまい。
だから彼女の言うことは信頼できる。
一緒に連れられるがままにデパートコスメなるものを見て、お試しをしたいと言った彼女に付き合って隣でメイクのお試しをして。
そうしたら自分で見てもわかるくらい、肌が綺麗に見えて。
それでその化粧品を買うことにした。

初めてお高い化粧品を買ったよ、消耗品にお金を使うのはやっぱり好きにはなれないけど、これは今の私とこれからの私に必要だと思ったから買った。
良い買い物をした。

もっと人として内面も外見も綺麗になりたい。
もう内面はだいぶ育ったと思うから、内面ももちろん磨きつつ、疎かになりがちだった外見を磨きたい。
どうしても好きになれない自分のパーツ、自分の体の気に入らないところはもちろんあるけれど、それも含めて私なんだと言えるようになったら最高だと思う。

成長しよう、人として。
人生を謳歌しよう。
苦しみながら、泣きながら、そして笑いながら。

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