悲しみから抜け出せない

悲しいよ、
悲しくて胸が張り裂けそう。

たいして飲みたくないけど
コップにぬるい水と焼酎を入れて
ろくにかき混ぜもしないまま喉に流し込むよ。

なんだこれ、ほんとにアルコール入ってるのかよ。
って思って焼酎を足したら今度はお酒の味が強くなって、うぇぇまずいや。
おつまみは今日はなしです。
おうちに食べれるものがたまたまなかったから。
こんな時に限ってお酒を飲みたくなっちゃうなんてね。

なにかあったらすぐに寝るようにしてるよ、自分で感情をコントロールすることができないから夢の力を借りるよ。
だけど今日は夢すら力を貸してくれないおかしな夜。
体はぐったりしているのに頭の中に同じことがぐるぐるぐーるぐる。

誰も悪くないのに私が勝手に悲しくなっているだけ。


カフェにいた時や帰り道は泣けなかった。
けど今なら泣けるよ、お酒の力を借りて。
泣けないことなんていつもはないのに、なんで今日は泣けなかったんだろう。
自分の感情は抑えないとって思ったのかもしれない。

悲しいよ、ただそれだけだよ。
どうしようもないのかな、私は何もできないからもう神様に祈っても届かないのかな。

怒りは悲しみの二次的感情だというけれど、わたしの悲しみはいつも悲しみで終わる。
怒りに変わることはなくて、怒りに変わってもそれは自分への怒りで。

しょうがないよね、人はそれぞれ大切なことがあって自分の考え方にしたがって生きているもの。
頭ではわかっていても、心が泣いてるの。
心から涙が溢れて、痛い、痛いよ。

これをなんて言うのかな、この痛みは、心臓をぎゅっと握られているような感覚だよ。
心臓をぎゅっと握られて、その真ん中を指でぐーっと押されているような感覚だよ。
痛いよ、心臓が。

頭も痛いよ、椅子に頭をつけるとどこまでも沈んでいってしまいそう。
このまま溶けていなくなってしまいたいよ。

お腹が痛いよ、握りこぶしでみぞおちの当たりをぐーっと押されているような感覚だよ、体が押しつぶされてしまいそうだよ。

体の色んなところが痛くて痛くて、もう起きているのが辛いよ、けれども寝たらすごく悪い夢を見そうで寝るのも怖いよ。

罰当たりな人生を送ってきたのかな、私は。
人を傷つけたからそれが自分に返ってきたんだね、自業自得だね。
あぁ、ほんとに消えてしまいたい。
存在をさっと消してしまいたいよ、私は人間じゃないんだもん、さっと捨てられるような、その時だけ楽しむだけのおもちゃなんだもん。

捨てられる前に消えちゃいたいよ。
誰も悪くないんだよ、勝手に捨てられないと思っていた私がいけないよ。
いつ捨てられてもおかしくなかったんだね、なんでそんなことに気が付かなかったんだろう。

でも幸せでいてほしいな。
私を切ることで幸せになるなら、それを望むしかないんだろうな。
私はすごく悲しいけれどこればかりはどうすることもできないもの。

でもね、私は自分勝手だから言ってしまう、、捨てないでって、切らないでって、お願いだからって縋ってしまいそう。
情けないね。

こんな素敵な人もう出会えないと思うの、一挙一動が、何気なく発する一言が好き。
素を出せばだすほど、素を出されれば出されるほど惹かれてしまう。
理性で抑えられないくらい私は好きです。

いつか来ると思っていた、楽しき日々がただの妄想であったことを知って、虚しいことこの上ない。

虚しいよ、惨めだよ、でも憎めないよ、大好きだよ。
どんな顔をしてたっていい、私はあなたのそのままが好きなんだよ。

言い訳なんていらないよ、傷つけていいんだよ、人のことを思いやりすぎるんだよ、自分の心はなんて言ってるの?

こんなこと言っても届かないかな、あぁ、会いたいな。
人を好きになりすぎて怖いと思ったのは初めてです。


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