見出し画像

光がきれいなところには神様がいるような気がする#72

私は歴史を勉強してきたせいか、どうにも神仏や宗教、占いやおまじないというものを心から信じることができません。
私の中で、それらは人が作り上げてきた社会を形づくるためのシステムや道具でしかないからです。

でも、人の心がそういうものに支えられることを否定はしません。

何かを信じて迷わずにいられるのは強いことだと思うし、指標にしたり、心を委ねられるものは人間には絶対必要だから。


逆に、どこの神の教えも心に響かない私はかなり不安定です。
基本的に科学をもとに暮らしていますが、それだけでは答えが出ないことが多すぎるので、そういうものに出会うたびに真剣に考え込み、悩み尽くしてしまうたちです。


そういう私でも、神様がいるとしか思えない時があります。

とにかく美しいものに出会ったとき、それが人の手に拠らないもののとき。


今日は地元のお城跡を整備した公園に歩きにきました。
紅葉が始まっていてたくさんの人が散歩に来ていて、それなりに賑やかなのに、ふと脇に目をやると、木々の間に射し込む日の光がたまらなくきれいで。

そういうところを見つけるたびに息を呑んで足を止めていました。

言ってしまえば日が森の中に射し込んでいるだけのことなのに、なんでそれだけの風景をきれいだと思って立ち止まってしまうんだろう。

そこから人を呼んでいるものが、いるんじゃないか。

信じる神様を持たない私ですが、不意に、何かに見守られているような感じを覚えるのは、そういうものがいたらいいな、と求めているからなのかな。


でも私の目には何も見えず、惹かれる以上のものは感じられず。
ただただ、切ないくらいきれいだなと思いながら歩いてきました。


写真は神様がいるような気がした場所4選。
写真じゃ全然伝わらないですが笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?