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昨日まではなんとも思わなかった音楽が、今日から好きな曲になった

今まで何年間も音楽を聴いてきて、普通の人よりは知る音楽のジャンルやアーティスト、曲数は多いし、聴いている時間ももちろん多いし、こだわりも強い自覚がある。

こうして生きてくると、名前は何度も聞いたことあるし聴いてみたこともあるけど特にハマらなかったなってアーティストが何組もいたりする。音楽雑誌で見かけて、あーあれねー、ってなるくらいのバンド。

ふとしたことがきっかけで久しぶりにあるバンドの曲をもう一度聴いてみようと思った。上記のような、名前は知ってるけど特別好きでは無いバンドのひとつ。その日はAppleMusicのトップソングをサッと流して、この曲は好きだけど他はそこまでかな〜なんて生意気なことを思っていた。

次の日、なんだか心も体も疲れていた日だった気がする。聴きたい音楽を探す気力もないけど音楽を聴く以外の回復方法が思いつかず耳にイヤホンをはめて検索履歴の1番上にあった、昨日聞いたバンドの曲をもう一度聴いた。

何故か、昨日は似た音の羅列ぐらいにしか認識出来なかった1曲1曲がはっきりした音楽として耳に残っていった。1曲、なんで昨日これに気がつけなかったの!?ってくらいお気に入りの曲もあった。

あの日からお気に入りに加わったあのバンドは、今も私の耳元で音楽を奏でてくれている。いつかライブに行きたいなあ。

昨日まではなんとも思わなかった音楽が次の日には好きな曲にかわっていく様子が、なんだかおとなになる過程のようで少し切なさを感じた。大学生になってから、"好き"の種類が変わっていっているような気がする。前よりも暗いものが好きになったし、文学的な表現が好きになったし、空白を愛せるようになった。自分と理解したいものの間にある空白。

大学に友達いないんだよねー笑、ってよく高校の友達に自虐している。でも、内心これはこれでだいぶ、いやかなり満足している私がいる。昔の私なら考えられないかもね。

小学生ぶりに苦手な人も出来た。好きな人みたいなノリで言わないでほしいけどね、なんか嬉しいんだよね。言語化は難しいしその人のことはまあ苦手だけど、自分ってこういうのが無理なんだっていうのがわかっていくのが自分の輪郭が見えていく感じがして。否定的な感情を自分のものとして持つのが苦手だったから、誰かの負の感情に同調したりそこから気がついた嫌いとか苦手とは違う、私の内面からでてきた負の感情だったのが珍しくて。


そろそろ夏休みも終わって秋になる。
最近気がついたけど、私のやりたいことがあまり実行できていない原因はお金が無いことだと思う、ので。秋はバイトを頑張ろうかなと思ってます。あと絵を書けるようになりたいってここ数年思ってるけど最近本当に思ってるので、方法わかんないけど絵を書けるようになりたいです!

傍から見たらキラキラしてないかもしれないけど毎日やりたいことがあって悪くないね、私の大学生活。

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