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共同(協働)作業

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書道家で表具師の 陽子さんが 染め和紙を持ってきた。
写真の作品だ ↑ 。
「こんなのできました~♪」って
写真の右左に映っている作品は 表と裏。
表側からだけ見ると 一見 黒い墨と柿渋の 単純な染めのように見えるけど 裏側を見ると色墨を使ったり いろんな複雑な工程を経ているのがわかる。
結局それが 染め和紙作品の 目には見えない(気づきにくい)奥行きを産んでいる。美しさの微妙な揺らぎかな。

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こちらも彼女の染め和紙。
今 陽子さんはデザイナーと組んでお寿司屋さんのメニューブックつくりに取り組んでいる。
見た目だけでなく 耐久性(長く使えるもの)を作りたいということで 素材選びや使い方の 相談に来てくれた。

陽子さんの長所は 素直にいろんな人の言うことを 聴いて 自分のもの(力)に 変えることができるところ。
「デザイナー(異業種)の人と話したりするのがとても楽しい」 と 目を輝かせていた。
ボクは どちらかというと 一から十まで 全部自分で考え作らないと気が済まないほうなのである意味 陽子さんの能力 協働・共同作業が上手にできるということは うらやましいと思った。
いろんな分野に 活躍の場を広げていって欲しい。

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彼女の染めは どんどん進化している。
たった一回 ドウサ液の使い方 色墨の使い方 柿渋の塗り方(ほんの10分くらいの説明だったと思う)しただけで どんどん新しいものに挑戦し 不思議な美しい表現を 見せてくれる。
使っている紙が違うにしろ 僕と同じ素材の染料を使いながら これだけ変化に富んだ(色合いを含めてね)ボクの作ったものとは違うものを作っちゃう。 作品は その人の持っている個性を反映するから当たり前といえば当たり前なんだけどね。

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とても 刺激になっています。
ちょっぴり 彼女の才能がうらやましくもあります。
ボクはボクで とがったまま いろんな コトや ヒトと ぶつかりながら生きていきます(笑)

ハッピーな華の金曜日を~☆彡
      チャオ(^^♪
                       梅田剛嗣

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