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働く を 考える。
中島岳志さんが労働について
それぞれの人がそれぞれの場所で自分の役割を果たすことこそが本来の労働ではないか。
それが近代においては資本主義の中でお金を獲得するための手段のようになってきてしまった。
本来の意味での「労働」を取り戻すということも私たちが、今、考えなくてはならないことの一つだと思います。
と述べてます。(「いのちの政治学」p78より)
お金の力があまりにも大きくなってしかもお金が偏在し、その上 お金を権力として振り回す人がいるから、困る人が出てくる。
希望としては、若い人たち(だけじゃないけど)の中に、お金だけが価値じゃないよね、生活の中でいろんな活動やものをシェアしてみんなで心地よく暮らそうと努力している人たちが少しずつだけど増えてきているという肌感覚があります。
そういう人たちは未来の子どもたちが困らないように、環境のことを考えて消費活動をしようとか本気で考えて実践しているのをみて、頭下がりますし、協働して、何かお手伝いできれば嬉しいなと思います。
また 内山節さんは「半市場経済」という著書の中で
『財貨の交換の技術だったコインが金儲けの目的になり、それは(中略)無制限に自己増殖していく。』p179
この点が問題だと指摘してます。
それを踏まえて、ポスト産業資本主義の時代は、市場経済(金儲け)だけでなくお裾分けだったり無償の労働の提供(ボランティア、助け合い)、それを上手に混在させ運営していくのが半市場経済であり、そのことは人類にとっても地球にとっても重要なことだと語っています。
働くことの意味、意義として、もちろんお金儲けあり、でも、それだけでなく 働きがいとして世の中のためになることをするという部分もミックスして考え実践していくことが必要だと思います。
そのお金儲けと、世の中のためになることのバランスは人それぞれでいいと思います。どちらかだけに偏るのが良くないと思います。
考え方価値観バランスを強制するのも良くないと思います。
にんげんは人それぞれ個人個人かけがえのないものだから、取り替えの効く部品、として扱われないようにしっかり働き方を考える時期に来ているのかなと思います。
ときどきは、立ち止まっていろんなことを熟考する事が大切だと思います。
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