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豊かさとは

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暉峻 淑子著 「豊かさとは何か」 読了しました。
1989年9月に発行された本ですが 今、まさに考えるべきことを突き付けられていると感じる本でした。
p232より
日本人にとって人と人とのかかわりは、多くの場合商品やカネのやりとりでしかない。人間全体が、モノとカネ、経済の中にのみこまれてしまっているのである。
そこに人間の復権をもたらそうとするなら共同体的な場を、私たちは意識的に構築していかなければならない。くり返しになるが、人間の自由は、孤立からではなく、連帯する生活基盤があって、はじめて可能だからである。

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令和の年の今、ゆるいつながりであるとか 絆を求めている人は多いと思います。
僕自身もそう。
「豊かさとは何か」バブル経済崩壊寸前に出された本。
バブル景気のころ サラリーマンは身を粉にして朝から晩まで会社のために働き、寝るためだけに家に帰る。
お金は手にしたけどそれで何が得られたんだろうという疑問を持っている人も少なくないと思う。そして 何を失ったか。見たくないし考えたくないという人もいるはずだよね。

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先日 楚々さんと夜通し話した時(ラインでね)
腹を割って 色々話せるっていいなと思った。
その場で言ったことを彼女は口外しないし、僕も自分の中で消化する。
安心して 話ができる、気持ちが吐露できる、そして 人のココロのぬくもりに、触れる時間を持てたことをお互い喜んだ。
何より、幸せな時間だと思った。
そこには お世辞や 相手におもねる などのコトバはなく、作ること、生きること(意味)など話した。
あぁ こういう話ができる人が 世の中にひとりでもいると とても しあわせな気分になれるんだなと感じた。

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雲かかる月も美しいです。
すぐに結果が出なくても時間をかけて育ててゆくことの喜び。
友情もその一つ。
分断の時代に生きているのを感じる。
ちょっとでも意見が合わないとリセットしたり、関係を簡単に断ち切ったりする。 
シロクロ つけるんじゃなく、お互い歩み寄ってゆるやかにつながっていく、落としどころを考えながら話し合い、その交渉の過程も楽しむっていう余裕が必要なのかな。

ボクは 本音で話すので軋轢が生まれたり、離れて行っちゃう人もいる。
その代わり きちんと残ってくれている人たちも少しづつ増えてきた。
何よりの財産だと思う。
一人の人に ずるずるべったりだと お互い負担だしね。
また その友達たちが つながっていくのも楽しい。
ゆるやかに こころおだやかに 暮らせる社会を身の回りからゆるりと作っていきたいと思ってます。
ハッピーな一日を~(^^♪
      チャオ♪        梅田剛嗣



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