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次世代につないでいくこと。

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これは 洗える和紙のお皿 若い女性が初めて作った作品です。

この春の外出規制で お友達のおいしいマフィンを焼く はるちゃんが、急に仕事お休みになって、お菓子を乗せる和紙のお皿が作りたいということで、私のところに通って 作りました。
ワタクシも ちょうど暇を持て余してたんでね。

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学生時代の工作の時間以来の手仕事で…っていう割には なかなか筋がよく、和紙の水切りの仕方、貼り方の基本をレクチャーし 染めに関する本をお貸しして自力であっという間に オリジナルの和紙皿 作っちゃいました。

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和紙のお皿 厚紙や 紙粘土を使ってベースを作り 自分で染めた和紙を貼る。そういう作業です。 絵が描ける人は 絵皿にしてもいいよね。
和紙皿を 洗えるようにするための作業は とても簡単で 水性ウレタン樹脂(合成漆)を仕上げに塗るだけ。
なので 誰でも参入できる業界ではあると思ってる。
どんどんいろんな人が作ったらいいのに・・・ とも思ってます。


案外使えます。今 2年くらい お茶屋さんで 銘々皿として、カフェでコーヒーカップのソーサーとして 居酒屋さんで調味料の受け皿、ほかにも一般家庭の方々に使っていただいてますが 今のところ、不都合が起きたという話は出てません。もちろん僕も ほぼ毎日 使ってます。

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やっぱり染めは お人柄が出る、というか個性が出るよね。
ボクにはどんなに逆立ちしてもこんなかわいい柄の染めはできないな。

基本的にワークショップは してないんですが(昔、若気の至りで朝日カルチャーの講師をやって 懲りた)やり方は希望者にはもちろん無料でレクチャーしますよ。

僕自身も 25歳くらいのときワタクシの曽祖父(表具師)のお弟子さんの故高原表具師匠(当時80歳超え)のところに通って 屏風つくりを学ばせていただきました。
師匠の教え方は 「してみせて 言って聞かせてさせてみて、うまくいけばほめてくれる」 というスタイルでした。
手取り足取りではなく 基本見て覚える 自分の体で覚えさせるというスタイルです。
その経験が ずっと生きる支えになっています。
なので ボクも 次世代の人たちに どんどん技術は伝えていきたいと思ってます。

興味がある人はご連絡くださいね。

〒700-0822 岡山市北区表町 1-2-36
     わがみやうめだ
     電話 086-231-3371

                      梅田剛嗣

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