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和紙の可能性

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和紙のこと、染めや工芸など和紙加工のこと、つづっていきたいと思います。
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2021年5月の記事一覧

屏風を作る

屏風を作る

厚紙を使って ミニ屏風を作ってます。
まずは 貼る紙のほうに糊を付け 表から貼ります。

    裏に返す部分を残し(今回は約15mm)紙をカットします。

         もちろん喰い裂き(水切り)

       周りの部分は木工ボンドを使って貼ります。

          表から見るとこんな感じ

 周り四方 すべて貼り終わったら すぐに裏張りに取り掛かります。
 屏風本体には木工ボンド

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大きなタペストリーの作り方

大きなタペストリーの作り方

今日は大きなタペストリー染めるところのレポートです。

今回は備前焼のような雰囲気でということで用意した染料は柿渋。
赤いほうはベンガラを混ぜて。
黒い方は 松煙を混ぜています。

        先日つないだ紙にまず赤色のほうを塗ります

       刷毛をぐるっと回転させて円を描きます。
       これは備前焼の牡丹餅をイメージして。。。

        次に黒を入れていきます。

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大きなタペストリー

大きなタペストリー



幅80cm 高さ150cm の 大きな間仕切りを作ってほしいというお客さまからのご注文が入りました。
和紙の大きさで 一番一般的なのが幅90cm 長さ60cmです。
大きなサイズのタペストリーを作るときには紙を つなぐ必要があります。

今回用意したのは ブータンペーパー。
三枚つなぐと ちょうどいい大きさになります。

つなぐ紙を二枚重ねて 竹ヘラで水を付けまっすぐに水切り(喰い裂き)にしま

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