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和紙の可能性

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和紙のこと、染めや工芸など和紙加工のこと、つづっていきたいと思います。
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2020年3月の記事一覧

和紙の備前焼

和紙の備前焼

タイトル表示の写真は 和紙のお皿。

柿渋で染めてます。

岡山は備前焼という有名な焼き物がありますが、和紙を柿渋で染めることによって、備前焼に見える表現ができるようになりました。

赤色はベンガラを混ぜて 黒っぽいところは松煙を混ぜてます。

焦げっぽい感じは 重曹やミョウバンを使うとできます。

厚紙や紙粘土をベースにして和紙を貼り 仕上げているので軽くて割れにくいし便利です。

合成漆(ウレ

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和紙染の実験

和紙染の実験

和紙に 墨で染める実験をしました。

普通に染めてみるだけでなく、こんにゃく糊をしみこませてから染めたり、ドーサ液を塗って 染めたり、表から染めたり裏から染めたり,揉んだり、刷毛だけでなく、スポンジを使ったり。

トライアンドエラーを 繰り返しながら、思いのほか美しい模様ができたらその偶然を 必然に、再現可能にできるように落とし込んでいきます。

うまくいかないことのほうが多いので 苦しいけど、美

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和紙の可能性

和紙の可能性

洗える和紙のお皿作ってます。

厚紙や木をベースにして 和紙で下張りし 柿渋や墨など自然の染料で色を付け 工芸漆(ウレタン樹脂)で仕上げています。

今、作り始めて2年。一般家庭だけでなく、居酒屋さん、カフェ(そーさー)、お茶屋さん(銘々皿)で使ってもらってますが、今のところ直しや不具合は出ていません。

和紙のこと染めのこと 和紙加工のことなど つづっていきたいと思います。よろしくお願いします。

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