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社員の英語力アップのために人事ができることは?

株式会社スピークバディ、CEOの立石剛史です。

先日、弊社で”社員の英語力アップのために人事にできる事とは"というセミナーを開催し、180社以上の企業で英語研修を行ってきたという経歴を持つ人気英語セミナー講師の早川幸治(Jay)さんと共に、1時間じっくりと"社員の英語力アップのために人事ができること"について対談をしました。このnoteは、そのセミナーの内容を凝縮してまとめたレポートになります。

▼セミナーのメインビジュアル

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【こんな人におすすめのnoteです】
・社員の英語力アップに苦労されている人事の方
・社内のグローバル化がミッションになっている人事担当者
・英語学習をすでに導入しているが、イマイチ成果が出ないとお悩みの方
・ウェビナーに参加されて、復習がしたい方

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登壇者のプロフィール

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早川さんのPodcastでも以前ご対談させていただいているので、ご興味がございましたらぜひチェックしてみてください!


セミナーの構成

イベントページから引用した当日の構成になります。
・モチベーションについて
社員の方の英語学習へのモチベーションをいかに高めるか?が最初にして最大の壁となります。社員の方が高いモチベーションで英語学習に向き合うことができるようにするには、どうすれば良いかについて考えます。
・習慣化について
モチベーションが湧いても、三日坊主で終わってしまっては意味がありません。このセクションでは英語学習を習慣化するには、どうすれば良いのか?について掘り下げます。
・学習法について
モチベーションを上げて、習慣化が出来たとしても、ただ学習するだけでは、英語は話せるようになりません。何をどのように学習するかが大事です。ここでは成果を上げる英語学習法について考えます。


〜モチベーションについて〜

早川さんはまず、モチベーションが高い人の共通点として、以下の5点を挙げておられました。

モチベーションが高い人の共有点
・目的が明確(会社から強制されてるから、にとどまらない自発的な目的)
・目標設定がある(達成目標と学習目標と行動目標)
・優先度が高い
・強制+自発のコンビネーション
・将来像が明確(今の学習が将来何に繋がるのか)

また、早川さんは機会損失という考えを導入して、「英語をやらなかったらどうなるのか」を社員に伝えることを強く推奨していました。英語ができなくても、1の仕事が1のままになるだけなので、「英語できなくても大丈夫だな」となってしまいがちですが、もし英語ができていれば1の仕事が10になっていたかもしれない、と早川さんは言います。
確かにこの観点は言われてみないと気づきにくいですよね。人事の方は社員の方に機会損失の観点から英語学習の必要性を伝えると良いのではないでしょうか?

私からは、社員の英語力向上施策がうまく行っている会社さんの例として、社内で定期的なテストを行っている会社さんを出させていただきました。語学学習は長期間の努力が必要になるので、どうしてもモチベーションが落ちてしまいがちです。そこで、定期的に社員に検定やテストなどを受けてもらう環境を準備することで、短期的な目標が生まれ、モチベーションの維持にはかなり効果的になっているようです。
実際、私自身もTOEICをモチベーションの維持に活用してきたことが、ここまで英語学習を続けられた理由の一つだと思っています。

またモチベーションが比較的低めな会社さんには、オンライン英会話や E-Learningなどの自主性に任せるツールではなく、弊社が提供しているようなコーチングサービスの方をおすすめいたしました。弊社のコーチングサービスは英語学習を社員の自主性に任せきりにせず、コーチが学習に伴走するので、3ヶ月間モチベーションを落とさずに完走することができます。


〜習慣化について〜

早川さんはまず、習慣化について3日、3週間、3ヶ月という枠組みを用いてお話をされていました。モチベーションはおおよそ3日で失われてしまうので、まずは3日分のスケジュールを作って、それを実行することが習慣化における最初のハードルであるとのことでした。また、それを3日×7回継続すると3週間になりますが、3週間継続すると、その行動が習慣として定着し、あとはその習慣を3ヶ月ほど継続すれば英語力アップという結果に結びつく、ということだそうです。

非常に面白い考え方だなと思いました。実際に私も弊社のパーソナルコーチングを定期的に個人的に受講しておりますが、確かに3週間を超えたくらいの時期から、学習が習慣になって、むしろ学習しないのが気持ち悪く感じられるようになっているように思われます。

また、早川さんは習慣化している人に共通していることとして、以下の点を挙げておられました。

習慣化している人の共通点
・スケジュールが明確
・朝の時間を有効活用

学習が上手な人は「どうやって勉強をしたんですか?」という質問に教材や学習内容ではなく、いつ・どこで学習したか、を答える傾向がある、と早川さんは言います。英語学習がスケジュールに一度入ってしまえば、モチベーションや意思の力に頼らなくてもできるようになるので、朝起きてすぐ、や通勤時間の30分、などのようにスケジュールに組み込んでしまうのがおすすめだということです。

私もこの考え方には同意です。学習の度に何を勉強しようか、と考えるのが脳の負担になってしまうので、スケジュールを明確化することは学習の継続に重要なことだと思っています。実際、弊社のAI英会話アプリ「スピークバディ」やパーソナルコーチ「スパルタバディ」はどちらも学習スケジュールが明確化になるような設計にしております。

またスケジュールに入れる場合は、朝の時間を早川さんはおすすめされておりました。これについても同意で、私自身、毎朝7時の英会話学習が習慣になっています。夜はどうしても仕事が長引いたり、飲み会などがあるとサボってしまいがちですが、朝は仕事などの影響も受けづらいので継続できています!


〜学習法について〜

モチベーションと習慣化の壁を突破した後にぶつかる次の壁は学習法である、と早川さんは言います。確かに、ただ学習するだけでは意味がないので、”英語が上達する”学習をする必要がありますよね。それでは上達する人はどのような学習を行なっているのでしょうか?

早川さんは、「上達する人」に共通していることとして以下の3つのポイントをあげてらっしゃいました。

「上達する人」に共通していること
・上達のプロセスを活用:見本があるものを繰り返す
・脳の働きにそった学習:脳は忘れるようにできているので、何度も反復する
・ゴールから逆算:迷路はゴールから逆算するとすぐに解ける

上達は技術なので、再現性があるのだ、と早川さんはいいます。ここに書いてあることを守って学習をすれば確かに効果があがりそうですよね。
では、どのようにしたら社員が「上達する学習」を行うように促すことができるのでしょうか?
早川さんは、そのために必要なのは環境と基準で、基準は環境と共に自然に生まれるものなので、人事はまず環境づくりに注力すべきだ、と言います。環境という意味では、英語研修サービスの導入や、社員間で英語力の伸びや学習法を共有する仕組みを作ること、などが例として挙がりました。

私からは、学習法について、反復学習の重要性についてお話ししました。人間の記憶力に頼っても無駄(すぐに忘れてしまう)なので、それに頼るのではなく、学習して、忘れたらまた学習する、というサイクルを繰り返すしかないと思います。

弊社が提供しているパーソナルコーチングサービスは、社員様一人一人にぴったりの学習法(カリキュラム)をご提案いたしますので、学習法でお困りの方に、コーチングサービスをおすすめさせていただきました。


終わりに

長文になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?社員の英語力アップでお悩みの人事の方のご参考になれれば嬉しいです。また個別相談などもいつでも受け付けておりますので、お悩みの人事の方はいつでもご相談ください!改めて、今回のセミナーに登壇していただいた早川さん、ありがとうございました!

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Twitter:立石剛史|スピークバディCEO


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