外資系証券時代:3億円のコミッションの行方!
外資系証券会社にいた時の話。
年間の数字がそろそろ固まってくる頃、部長が私のところに来てこんな話をしてきました。
部長:「宮本、困ったことがあるんだけど、、A君の数字が上がっていなくてヤバいんだよ、あいつも鳴り物入りで入ったからな」
私:「私にどうしろと、、、わかりました、僕のクライアント付け替えてあげてもいいですよ。コミッション(手数料)3本(3億円)くらいはいっていますので!」
部長:「本当か、助かるよ!、でも、宮本が数字をあげたとなるとA君もスネるので、全体でアカウントの見直しをしたことにしておいてくれるか?」
私:「もちろんです」
部長:「でも、外人が気付いて納得しないだろうな」
私:「元々、引き継ぐ予定で半年前から一緒にカバーしていたことにしておきましょう」
部長:「それはいい考えだ、本当にありがとうな!」
私:「全然OKです、ボーナス楽しみにしています」
*ボーナス決めるの部長ですから。
■外資系金融はドライなイメージがあると思いますが、思っているより人間的で困っている人がいるとマネージャーがリードして、みんなでサポートしていました。
注:かなり昔の話です。
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