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椎葉村図書館「ぶん文Bun」

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小宮山剛が「クリエイティブ司書」としてデザインした秘境・椎葉村の図書館「ぶん文Bun」について書いた長めの記事はこちらに上げます!
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#クリエイティブ

「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション

※このnote投稿は『専門図書館 特別号2023』において掲載された拙稿『「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション』についての転載許可を専門図書館協議会機関誌委員会様よりいただき掲載しているものです。これを機に、ぜひ機関誌『専門図書館』へご興味をいただけますと幸いです。 1.はじめに本稿は、地域おこし協力隊などの立場でKaterie・ぶん文Bunの立ち上げ運営に関与し続けている「クリエイティブ司書」こと小宮山剛が、

キャッチコピーコンテスト「ぶん文Bun賞」で日本の読書シーンを応援したい

椎葉村図書館「ぶん文Bun」のクリエイティブ司書、小宮山剛です。 第168回芥川賞・直木賞が発表された翌日にリリースしたキャッチコピーコンテスト企画「ぶん文Bun賞」をどうしても皆さんに見ていただきたく記事をアップしております。 ※こちら↑の椎葉村交流拠点施設Katerieウェブページに詳細が掲載されております。応募フォームも同ページにあります🖊 🖊「ぶん文Bun賞」の企画意図と要項2022年2月22日に発表した「クリエイティブ司書賞」から約1年。皆さまのご応募作品39

講演・執筆情報!(クリエイティブ司書Instagramシリーズ)

◇宮崎本大賞noteで更新中のショートストーリー「好きなページはありますか。」クリエイティブ司書・小宮山剛が連載しているショートストーリー「好きなページはありますか。」は、宮崎本大賞公式noteでご覧いただけます! 今後も「第4回宮崎本大賞」発表日である2023年3月8日(「みや」の日)まで更新を続けますので、noteやマガジンをフォローしていただけますと嬉しいです。 ちなみに、どうしてショートストーリーを宮崎本大賞実行委員で創っていこうとなったのかという経緯については、

仕事で大切にしていることは?(クリエイティブ司書に訊く)

小宮山剛のInstagramで展開している「クリエイティブ司書に訊く」。 今回は、クリエイティブ司書として仕事上大切にしている価値観というか、方策なようなものについて書きます。 📚我が仕事の価値は「コスト」か「投資対象」か?私がクリエイティブ司書(元々は椎葉村地域おこし協力隊のミッション)の仕事として椎葉村から与えられたのは「新しいブックスペースの立ち上げと運営」でした。もちろんこれを淡々とこなすだけでもけっこう大変なのですが、厳しい目でみれば、それだけでは自分の仕事は「

クリエイティブ司書ってどうしたらなれる?(クリエイティブ司書に訊く)

今回の記事は、僕のInstagramでお尋ねいただいた御質問にお答えするものです。 ストーリーで御質問を募集したところ「クリエイティブ司書ってどうやってなるんですか?」とご質問をいただきました。ありがとうございます。 僕の気持ちとしては、 などと言いたいのですが、そういうわけにもいきません。まず第一に「クリエイティブ司書」とは自分で名乗っているアヤシイ肩書ではありません。 (じゅうぶん怪しいけど・・・) 📚クリエイティブ司書ってどうしたらなれる?こうしてうちの図書館の

いちばん大変な図書館仕事はなに?(クリエイティブ司書に訊く)

クリエイティブ司書の仕事内容は一般的な図書館仕事~広報ディレクション・観光案内まで多岐にわたりますが「図書館仕事で一番大変なのは何?」ということは、図書館業界の方からたまにお尋ねいただきます。 クリエイティブ司書がどういう思いで棚をつくっているか、棚づくりの思想はどんなものか。ご覧になりたい方は下記記事などご覧ください。 全国ほとんんどの図書館で採用しているNDC(日本十進分類法)は椎葉村の図書空間にふさわしくないと考え、独自の分類方式を構築しました。ここを訪れる方が最も

クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?(クリエイティブ司書に訊く)

小宮山剛のInstagramに投稿している画像の詳細解説として始めた一連のnote、少しずつ記事がたまってきました。ほかのテーマについても読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞ↓のマガジンのまとめをご覧ください。 📚クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?僕は2019年に椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」として図書館づくりを始めました。その結果立ち上げることができた椎葉村図書館「ぶん文Bun」の運営主担当として、現在は椎葉村役場の職員になっています。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」にしかない棚は?(クリエイティブ司書に訊く)

📚椎葉村図書館「ぶん文Bun」にしかない棚図書館で棚づくりをしていると「これはウチにしかないなぁ~」と思うことがあります。 むしろそんなことだらけなのですが(大丈夫か?)、今回はその中でもとりわけ特別なひと棚をご紹介します。 📚そもそも全部特注品「ぶん文Bun」だけの…というと、ソフト面での工夫もそうなのですが、そもそもハード面からみても、椎葉村図書館「ぶん文Bun」の棚はすべて特注品。「椎葉の、椎葉による、椎葉のための」本棚なのです。 この「エディット・キューブ」と呼

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図書館がもつ、一番の使命とは?(クリエイティブ司書に訊く)