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プロラグビー選手が勉強に本気出してみた2

皆さん、こんにちは。

前回の投稿では、僕がラグビーで培ってきた「上達へのプロセス」を実践できる、英語学習を始めました!な投稿をさせてもらいました。

このプロセスに関しては、何も英語以外でも実践できるので、皆さん、身に付けたいことを見つけて、正しい努力を死に物狂いでやってみてください。

今回の投稿では、

色々勉強とかあるけど、じゃあなんで今英語やんの?

という部分について、僕なりの考えを深く掘り下げていきたいと思います。

英語の習得は僕にとっては目的ではなく、
目的を達成するための「手段としての英語」を習得したいからやっています。

今まで英語やるやる詐欺をする自分をたくさん見てきたので、こういう発信は自分にとっても後にも引けず、良い刺激になりますね。

僕が英語学習にいよいよ本腰を入れた理由は大きく3つあります。

1つずつ紹介していきます

〜ベンチプレスより英語〜

これはちょっと極端な表現ではありますが、説明していきますね。

ご存知の方もいるかと思いますが、今の日本のラグビー界は非常にグローバル化が進んでおります。トップリーグには海外の選手やコーチが多くいるのももちろん、日本を拠点にするサンウルブスというチームが海外のリーグに所属していたり、毎年海外に留学する選手もいますね。
また、最近ではトップリーグの試合に出場している外国人選手が多い時で15人中8〜10人くらい。外国人枠が増えたり、日本への帰化選手が増えたりと、

僕が社会人になりたての頃(10年前)と比べて、明らかに外国人選手との接点が増えたという現状があります。

何が言いたいかというと、外国人選手との連携やコミュニケーションがどれだけ上手くとれるか、ということが、そのまま自分のパフォーマンスに直結します。

例えば、うちのチーム(日野レッドドルフィンズ )の場合、
メンバーはその時によって変わったりしますが、試合によっては、ラインアウトのサインを出す選手や、ゲームをコントロールする9番10番の選手が外国人であるパターンがよくあります。

そんな彼らとプレーをする時に、彼らがどんなゲームメイクをしていくのか、そして自分をどう活かして欲しいのかなど、ここでコミュニケーションをうまく取れるか取れないかで、自分自身もチームとしてもパフォーマンスに大きく影響を与えます。

冒頭に話したベンチプレスより英語学習、というのは、つまり、極論の話なんですけど、

ベンチプレス200キロ挙げれるけど英語もお手挙げな人と
英語ペラペラだけど胸板もペラペラな人

の場合、グローバル化が進む今のトップリーグにおいては後者の方がパフォーマンスに直結する時代になってきているということを感じてきております。

はい、すみません、さすがに胸板ペラペラなトップリーガーはいませんね(極論過ぎました)。だいたい100キロくらいは挙げれるとして、それを200キロにするのに1年かけるくらいなら英語やったほうがいいんじゃないかとは思います。
(ちなみに僕はトレーナーの作ったウエイトトレーニングのメニューにあるものは何でも出し切りますよ。)

ということで、

僕は自分のラグビーのパフォーマンスアップのためのトレーニングの一環として、英語のトレーニングをしているのです。

(余談)
あと、これは個人的な意見ですが、ラグビー中に
「あ〜胸筋あってよかった〜。」
って思ったことは一度もないです。


〜コンフォートゾーンを越えていく〜

先ほどのはラグビー中に関することですが、こちらはラグビー以外の話です。

そんな環境の中で毎日過ごしてきたわけなので、まぁラグビーのことだけに関してはそこそこ聞けたり話せたりできるようにはなってきました。

なんてったって、そこは自分にとっての

コンフォートゾーン

だからです。

コンフォートゾーンとは、つまり、自分にとっての快適なエリア(←英語を英語で説明してる)のことです。

自分の好きなこと・興味のあることに関しては、自分にとっては快適ですよね。
逆に興味のないことに関しては、自分にとっては不快ですよね。

日本語歴31年の僕は、日本語のプロなので、生きていたら快適なことも不快なことも全てキャッチすることができます。テレビのニュースとか見てたら、いろんな話題も理解できますよね。

しかし、英語の素人の僕は、英語のニュースがやっていたら、スポーツのニュースだけ。それどころかラグビーのニュースしかわからない。しかも映像から連想させてなんとなくこんなこと言っているかな、なんて、推測しながら把握することしかできないのが現状です。昨年ニュージーランド留学行った時に痛感しました。

何が言いたいかというと、
コンフォートゾーンから抜け出せなければ、外国人チームメイトとラグビーの話しかできない。

英語の学習を始めてから感じるのが、自分の国文化や、自分の周りで起こっている社会問題についてもろくに英語で話せないのが現状です。

自分がそうであるように、人にはラグビー以外の一面や過去の経験・背景、なんなら人によっては信仰する宗教もありますね。が、たくさんあります。
それらを全てひっくるめてその人であり、その人を理解したかったらそれくらい面と向かって話せないとダメだよな。

と思うようになりました。

ということで、

僕はコンフォートゾーンを越えて外国人の仲間を理解したい。という理由で英語やってます。これ、2つ目です。


〜将来の可能性〜

最後に将来の可能性について。

これに関しては、簡単な話なんですけど、
だいたい70億人くらい地球に人がいて、今現在はそれ分の1億人の声しか理解できない。

いつかラグビーを引退した時に、次のステージへ行く時に、何をやるにしてももっと広い世界を見てみたい。

調べてみたら、英語を公用語・準公用語として使っている人は21億人もいるそうで、世界の論文とかも多くは英語ですよね。

ここで今頑張って自分の将来の可能性をどこまで広げられるか。

今自分のいる日本のラグビー界というのは、
世界的にみたら小さな小さなコミュニティーです。

選手を引退した後に、
その中でもがき続けるか、
その外(ラグビー界の外の日本国内、もしくは海外のラグビー界)
の外(ラグビー界の外の海外)
で生きていくことができたら、

どんな道に進むにしても自分の中の可能性は何十倍にも広がっていくだろうな、と考えたりします。

まあ要するに、
自分の将来の可能性を広げたいわけです。

そりゃ日本国内でも学ぶことがめちゃくちゃあることはわかってます。実際にここまでたくさんの人や事が僕を育ててきてくれました。

ただ、なんてったって100年時代ですから。
僕はあと70年生きる予定ですので、それを考えたら、日本を客観的に見る期間も欲しくなりますよね。

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そんなこんなで、
ちょっと長くなりましたが、僕が英語を学習する理由は以上になります。

・英語によってラグビーのパフォーマンスアップを図りたい
・コンフォートゾーンを越えて外国人を理解したい
・将来の可能性を広げたい

これらを達成した自分を想像するとワクワクしますね。

これらが今の僕のモチベーションです!

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