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ラグビーが教えてくれたこと17

【アピールも大事だけど、レベルアップして自信をつけることが大事。】

これは本質を見失いそうになっていた時に、父から言われた一言です。

そして、この言葉は、いつどんな時でも、ハッと気付かされる言葉の1つです。

これを父から話してもらったのは、2012年、日本代表に初めて選出された、社会人2年目のころ
それまで、高校・大学・社会人1年目と、ずっと試合には出続けており、チームに所属していたら試合は出れるもんだと思ってきていた部分が僕にはありました。だから、社会人1年目で活躍して日本代表に選出されたときも、これで日本代表のキャップも普通に取れるものだと勝手に思っていました。
今思えば、何を生ぬるいことを思ってる若僧なんだと思いますが、そんな社会人2年目の若僧でした。

そして、初めて選出された日本代表で、いきなり出鼻を挫かれたのです。当時の監督だったエディ・ジョーンズ監督には全然試合のチャンスを与えられず、ラグビー人生で初めて、マジで頑張っても試合に出れないという絶望にぶつかったのです。(本当に社会人までラグビー続けててよかった
その経験の中で、だいぶ自分が自分じゃなかったのだと思います。

どうやったらエディに試合に使ってもらえるか

そのことばかり考えてました。以前に投稿した内容でもありましたが、
「怒られないように、褒められるように、、、」

そのためにやっている感じが、きっと父と会話している中で出ていたんだと思います。
そんな時に父から言われた一言が

「アピールも大事だけど、レベルアップして自信をつけることが大事だよ」

という言葉でした。

誰かに認められるためにやるんじゃなくて、自分が自分の目指す選手になるためにレベルアップしたら、それが結果的に認められることにつながるし、それがたとえ認められなかったとしても、成長することが自信につながる。それがまた次の成長を促してきっと結果につながる

人に評価をされるスポーツ選手をやっている以上、我々は常に人から選考されるというストレスにさらされています。それはどうしても自分だけではどうしようもないこと。だからそんなことで自信を失うのではなくて、自分が成長しているかどうかということを基準に日々取り組んでいくことが大切なんだということに気付かされました。
そして、それは、10年前に言われたことだけども、今になってもストレスによって自分が自分らしくなっていないと感じる時に思い出し、ハッと律せられる言葉です。

すごく大切にしています。

そんな話です。

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