英語の質問箱 第11話
ちょっとさぼってしまって罪悪感ありありの英語の質問箱
今回の質問は特進2年女子、いや、もう特進3年女子から
質問
It seems that + S+ VとIt appears that + S+ Vの使い方の違いがよくわからないです。
回答と解答
”かいとう”って入力したら
真っ先に”解答”って出るのが自分のスマホ
”回答”って出るのが仕事場のPC
たぶん、スマホは自分事しかほぼしていないので、
”解答”の頻度が高い
逆に仕事場のPCでは広報の仕事で”回答”と打つことが多いので
こうなるのかもしれない
だからどうしたって?
回答
で、答えますが
結論から言うと
そこまで細かいことは気にしなくて良いだろう、という感じです
一応ちゃんと答えると
seemは「主観的な判断」ということになり、個人の経験やら感情やら考え方やらが反映されます。
一方、
appearは「見ため判断」ということになります。
なので、
He seems to be in good spirits.(楽しそうだなぁ、と僕には思える)
He appears to be in good spirits.(楽しそうに見えるなぁ)
みたいな感じですね
ただ、
He is in good spirits.だと
「彼は楽しんでいる」という<事実>として断言されるわけですが
ここに
seemがきて「おれはそう思うよ、事実かどうかは知らんけど」
とか
appearがきて「楽しそうに見えるなぁ、知らんけど」
というように
断言はしないよ、という表現がseemでありappearです
主観か外見か、ということは一歩先に進んだ内容なので、
まずは断定ではないよ、ということを確認しましょう
とまぁ、こういうわけで
事実かどうか断言はしないよ、ということに対して
主観なのか外見なのか、という違いを示すわけです
が、
相互に交換可能な場面も多いので、
このようなことは参考程度に知っておくだけで良いと思います
それよりも
It seems that Mr. Watanabe is kind.
→Mr. Watanabe seems to be kind.
の違いの方が大事かもしれません。
和訳してしまうと違いはほぼないのですが、
ここをちゃんとした用語で説明したいのですが、
It seems thatは概念的なものを表し
S seem to Vのほうは現場性が強い
という傾向があります。
It seems that Mr. Watanabe is kind.は
よく知らんけど、聞く話をまとめると、どうも渡辺先生は優しいようだな
という感じ
Mr. Watanabe seems to be kind.は
実体験、もしくはそういった現場を見たことがあって、
渡辺先生は優しい人だと俺は思ってる
という感じです
まぁこれも細かい話なのかもですが。
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