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英検受検する生徒へ書いた記事

英検準2級・2級・準1級対策について

・難易度目安 

英検準2級:高校中級程度 →標準的な高2生レベル 
英検2級:高校卒業程度 →標準的な高3生レベル 
英検準1級:大学中級程度 →難関大学入試+αレベル

・リーディング編

・単語と熟語が重要です。
 各級共に第1問は短文4択問題ですが、その内訳は…
 ・英検準2級 →単語10問/熟語7問/文法3問
 ・英検2級 → 単語10問/熟語7問/文法3問
 ・英検準1級 →単語21問/熟語4問 ※文法問題なし

 また、長文問題も文法的知識ではなく内容を取る問題が中心です。
 受検者は基本的な文法(学校の英語表現Ⅰの授業で学習するレベル)以上の対策はせず、過去問や対策問題集にあたりましょう。

・今からやる対策:学校配布の単語帳を覚え直す+必要なら受験級のパス単(旺文社)で補強
  パス単を持っていて、対策を始めている人も基礎語彙が定着していないなら必ず学校配布の単語帳を1~2週読みましょう。

演習後は問題中の未定着語を覚えこむ作業は行うこと。 

・ライティング編

 1問しか出ないのに、長文問題全体と同程度の配点になっているのがライティングです。知ってました?
 ※準2級:長文17点 ⇔ ライティング16点
 ※2級 :長文18点 ⇔ ライティング16点
 ※準1級:長文16点 ⇔ ライティング16点

 対策:対策問題集の方がおすすめ
 ①問題文を読み込む
 ②模範解答を読み込む
 ③模範解答を書き写しながら、英作文の型を定着させる。
 
※英検の英作文の採点項目は
A:内容/B:構成/C:語彙/D:文法
  の4項目です。
  どの位置に主張を置くとか、具体例はどうするかとか、段落内の構成はどうするかとか、どうやって段落分けするかなどは問題と模範解答を理解し何題か書き写すと良いです。
  もちろん、その後は自分でも英作文を行い、添削指導を受けると良いです。
いきなり添削指導、というのは遠回りです。

 また、模範解答や英作文答案の構成を意識しながら音読すると、2次試験対策になります。特に準1級を受験する人にはおススメです。

 問題文中、模範解答中の未定着語を覚えこむ作業は必ず行うこと。

・リスニング編

 問題演習については1月以降も自宅中心で行う方が効率が良いです。
 演習の手順について
 ①大問ごとにテスト形式で演習→すぐ答え合わせしない
 ②何回も聞きながら答えを修正する
 ③答え合わせを行う
 ④スクリプトを見ながら再度聞きこむ
 ⑤問題文や設問文など英語をリピーティング/オーバーラッピング/音読などする
  →リスニング力UP+2次試験対策

 もちろん、問題中の未定着語を覚えこむ作業は行うこと。

・おすすめ問題集

・英検の対策は基本的に旺文社の書籍を使うのが主流です(特に模擬問題)。ただ、入門書やワークブック、2次試験対策については他社にも良い書籍があるので、必ず自分で手に取って購入を決めてください。
・問題集等の購入については“解説が自分にとってわかりやすい”がポイントになると思います。

・語彙対策
①英検出る順パス単シリーズ(旺文社)
②ランク順英検〇級英単語(学研)
③キクタン英検〇級(アルク)

・総合対策ワークブック
④直前1ヶ月 英検〇級 ワークブック(KADOKAWA)
⑤英検〇級をひとつひとつわかりやすく(学研)
⑥英検〇級をたった7日で総演習(学研)
⑦英検〇級集中ゼミ(旺文社)
⑧7日間完成英検〇級予想問題ドリル(旺文社)

・2次試験対策(音声がQRコードかアプリ再生できるものがおすすめ)
⑨英検〇級 面接大特訓(Jリサーチ出版)
⑩英検〇級 スピーキング大特訓(Jリサーチ出版)
⑪英検〇級 面接・攻略ポイント20(アスク出版)

※リスニングの演習量を増やしたい場合は旺文社の過去問題・模擬問題がおすすめ。
→旺文社の無料アプリ「英語の友」で音声が無料視聴できるので、対応している過去問、模擬問題でリスニング演習しよう。

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