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【価値観の軸を持て】キャリアアンカー理論の紹介

こんにちは、Tsuyoです!

今回は、
キャリア理論の中でも重要な

【キャリアアンカー理論の紹介】

というテーマでまとめていきます。


キャリアコンサルタントならば
理解していて当たり前。

そして
全てのビジネスマンにとっても
ヒジョーに大切な理論
となります。

解説していきます。

■キャリアアンカー理論とは?


この理論は、
マサチューセッツ工科大学の心理学者、
エドガー・H・シャイン博士によって
提唱されました。

この理論を一言で表すと

「自分にとって、
 これだけは譲れない!という価値観。
 それに沿って
 仕事を選んでいくという考え方」

の事です。

こうして聞くと、
割と当たり前の欲求ですね。


これは20代の内は
あまりハッキリしていない事が多く、
30歳前後を目処に、
価値観が定まってくる
と言われています。

そして、
一度定まったこの価値観は
今後の人生において
最もブレづらいものとなります。

よって、
学生や新卒のような20代よりも、
僕ら30代にこそ
突き刺さるキャリアの考え方
です。

とはいえ、
仕事の価値観を闇雲に挙げても、

・人と接する仕事がしたい!
・モノにひたすら向き合う仕事がしたい!
・残業をものともせずバリバリ稼ぎたい!
・残業は一切したくない!
・通勤距離は短いほどいい!
・移動そのものを仕事にしていきたい!
・大都会・東京で働きたい!
・場所を選ばずどこでも働ける仕事が良い!
・海外で仕事をしたい!
・外出しなくて良い仕事が良い!

テキトーに挙げてもこの量です。
キリがありませんよね?

この理論の中では、
そんな譲れない価値観を、
大きく【8種類】に分類しています。

■8種類の価値観の解説


シャイン博士が提唱した、
これら8種類の価値観のキーワードを、
大まかに紹介していきます。

【リーダー/管理職】
 →集団を統率する、権限を駆使する、
  責任のある役割
  とにかく出世したい、大きな仕事をやりたい

【自立と独立】
 →自分のペース、スタイルの維持が最優先
  研究職の他、自由度が高い仕事を好む
  良くも悪くも企業に属する事に向いていない

【ライフスタイル/ライフバランス】
 →仕事とプライベートのバランスが最優先
  オンオフの切り替えがうまい
  有給休暇や育児休暇を積極的に取る
  リモートワークに強い

【社会貢献/奉仕】
 →社会をより良くしたい、人の役に立ちたい
  医療系、福祉系、教育系に多い
  不正を嫌い、誠意ある仕事を望む

【専門家思考】
 特定分野のスペシャリスト、負けず嫌いが多い
 現場仕事を重視する
 部署異動で辞めやすい

【企業的創造】
 →起業家、発明家、芸術家に多い
  独立思考が強い、新しいものが好き

【チャレンジ精神】
 →挑戦する事に人生の重点を置く
  困難と思われる事に飛び込む
  自他に厳しくらライバル意識が強い
  ルーティンワークにヒジョーに弱い


【保障/安全/安定】

 →大企業での終身雇用のような安定性
  将来が見通せる、リスク回避
  良くも悪くもこれまでの日本風

※分類の言葉やニュアンスは、
 解釈する人によって、
 ビミョーに異なる場合があります。

いかがでしょうか?

割と複数当てはまりそうな人も
多いのではないでしょうか?

または、

『あの人は絶対このタイプだ!』

と感じる人も多いと思います。

■どのように診断する?


自己診断できるサイトや方法は
いっぱいあります。

就職・転職系サイトなら
どこでも用意されていますが、

一番手軽に診断できるサイトとして、
↓がオススメです。

全40問の問いに答えるだけで、
簡単に診断結果を見れます。

ちなみに僕は、
上記における
【自立と独立】【ライフスタイル】が
強めでした。

割と納得しています😌

■どのように活かすべき?


このような自分の価値観が
定まってくると、
下記のようなメリットがあります。

・転職失敗を防ぎやすくなる
・配属のミスマッチを防ぎやすくなる
・組織の一体感が強くなる

特に、
自分が納得できない仕事が
割り振られにくくなる効果
は絶大です。

何故なら、
人生に一度きりの【時間】という資源を
無駄にしなくて済むからです。

もし
あなたが転職活動中ならば、
一度この診断をしてみて、

結果に納得できるようでしたら、
転職エージェントに
伝えてみてはいかがでしょうか?

こういった結果は、
履歴書や職務経歴書では書きづらく、
項目的にも伝えにくい内容です。

よって
独自の推薦文をつけてもらえる
転職エージェントの方が
向いているからです。

■最後にまとめ


僕なりに
キャリアアンカー理論を
まとめていきました。

僕自身、この理論は、
キャリアコンサルタントの
勉強をしているウチに
知って学んだものです。

正直、
人生の早めにこの理論に
気づきたかったのが本音です。

しかし、
今更それを嘆いても
何も始まりません。

それならば、
このnoteを通して、
少しでも多くの人に
自分のキャリアを
理論的に考えることの大切さが
伝われば嬉しいです。


最後に、
キャリアアンカー理論を
より深く学びたい方向けに、
僕も参考にしました
オススメ書籍を紹介します。

シャイン博士の本は何冊かありますが、
僕としては
これが一番シンプルで
分かりやすかったです

それでは、また
明日のnoteでお会いしましょう!

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