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【以心伝心】相手を想う真の褒め方

こんにちは、Tsuyoです!

今回は、

【相手を思う真の褒め方】

という話題でまとめていきます。


褒める事って難しいですよね。

特に僕のnoteは、
30代の方々向けにまとめており、

ちょうど、
会社では部下ができたり、
結婚して子供を育てる人が増える世代です。


更に、
褒める事そのものの賛否も分かれており、

「どうすれば良いか、わからない!」

という方も多いでしょう。

そんな方々にとっては、
今回のnoteは大きなヒントになるでしょう。

僕なりに噛み砕いた、
一個人の解釈として
参考にして頂ければ幸いです。

詳しく解説していきます。

■「褒める」事への賛否


巷では、
人を褒めることについて、
ヒジョーに賛否両論分かれています。

その理由は、

ある有名な二著で、”一見すると”
正反対の主張をしているからです。

その二著とは、

デール・カーネギー氏の著書、
「人を動かす」、

もう1冊は、

アルフレッド・アドラー氏の
アドラー心理学をわかりやすく解説した名著、
「嫌われる勇気」です。

どちらもヒジョーに有名なので、
既に
読んでいる方も多いと思います。

僕もモチロン、
どちらも読了しています。オススメです。

上記の原著だけではなく、
新装版や解説本、
漫画でまとめた本など、
多くの関連本が出ています。

まだ読んでいない方は、
あなたの読みやすい形で
一度手にとってくれればと思います。

■どのような解釈の違いがあるのか


両著の『褒める』に関する部分を、
抜粋して紹介します。

まず、
デール・カーネギー氏は、
褒める事が大事だと説いています。

「人を動かす」のタイトルの通り、
人が自発的に動きたくなるよう、
勇気づける意味を込めて、
「人は褒めるべし!」と説いています。

カーネギー氏の言葉だと、
「自己重要感を高める事が大切」という事です。

一方、
アドラーの教えでは、
人は褒めてはいけないと説いています。

褒める事は、
上下関係(=縦の関係)が構築されてしまう。
(今風に言うと、『上から目線』です)
結果、
『人に認められたい』という欲求に、
縛られてしまうため、
「褒めてはいけない」と説いています。

アドラー氏の言葉だと、
「承認欲求の奴隷となってはいけない」

という事です。

これで、両者の説を
ざっくり理解できたと思います。

■2つの解釈の共通点


さて、
一見正反対の意見を述べている両意見ですが、
1つの共通点があります。

それは、

【相手の考え方の自立が目的である事】

です。

もっと噛み砕いて言えば、

【相手の事を心から想っている事】です。

カーネギー氏は、
褒める事の目的を、
自発的な考え方を持つようにする事
としています。

一方アドラー氏は、
褒めない事の理由を、
他人からの承認に囚われないようにする事

としています。

どちらも、目的は別だとしても、
たどり着く答えは
同じだと思いませんか?

カーネギー氏は、
褒めるべきと説きつつも、
“闇雲に“褒める事は
明確に反対しています。

アドラー氏も同様の事を説いています。

■真の褒め方の答え


そんな両著を読んで、
僕なりに噛み砕いて出した答えは、

「“心から“、”具体的に“褒める事」です。

僕自身は、
褒める事は必要だと考えています。

何故なら、
正しい褒め方をすれば、
褒めた相手の心を豊かにし、
自信へと繋がると考えているからです。

とはいえ、
心の無い褒め言葉は、
もはや【褒める事】ですらありません。

自分のみが満足して終わる、
ただの自己満足だと僕は考えます。

承認欲求そのものは、人間が持つ本能です。
完全に逆らう事は、
現実的ではないと思います。

それよりは、
よりポジティブに捉えられる
正しい褒めの方が、
結果的に満足度が高くなると考えます。

■僕なりの具体例


例えば、あなたの子供が
テストで100点を取ったとします。

そんな時、
あなたはどう声をかけますか?

モチロン、
「すごいね!」「やるじゃん!」
だけではいけません。

上記における、自己満足で終わります。

僕だったら、こう声をかけてあげます。

「お父さんが
 子供の頃つまづいたこの問題、
 もう解けるようになったの?
 すごいね!
 この解き方、覚えるの大変だったんだよ!」

いかがでしょうか?

ありきたりな褒め言葉を伝えるより、
よっぽど子供の心に響くと思いませんか?

このように気持ちを伝えると、
子供はどんな反応すると思いますか?

もしかすると、

子供「これくらい余裕だよ」

とか

子供「周りの友達もみんなできてるし」

のような、

照れ隠しとも取れる、
ちょっぴりひねくれた答えが
出てくるかもしれません。

その時は、僕の場合
更に追加で褒めていきます。

「いやいや、僕は子供の頃
 ここ苦手だったからさ、
 特にこの問題の◯◯なんか
 最後まで意味不明だったし、
 本当にすごいと思うよ!」

こんな感じです。

ちょっぴりひねくれた答えの子供は、
その心の中に、

「褒められて嬉しい」という気持ちと、
「本当に凄いと思ってるのかな?」
という疑いの気持ちが、
混ざり合っています。

モチロン、これは
心から感じてそれを伝える前提です。

キャリアコンサルタントにおける、
【好意的関心】ですね。
(後に詳しく解説予定です)

参考になれば幸いです。

■最後のまとめ


ヒジョーにシンプルで
難しいテーマをまとめましたが、
いかがでしょうか?

僕としては、
「心から具体的に褒めるべき」
という結論になりました。

しかし、最終的に、
褒めるべきかどうかの答えは、
人によって変わってくると思います。

どちらにしても、

【相手の事を想って、
 心からの自分の意見を持つ事】

これだけは、
皆さんも大事にしてほしいです。

僕も
このnoteを描いた事をきっかけに、
気持ちを新たに持っていきます。

それでは、また
明日のnoteでお会いしましょう!

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