【ＳＳ小説】#リアル脱出ゲーム

私は謎解きや脱出ゲームが大好き。

いつもは携帯のアプリで一人で遊んでるけど、今日はリアル脱出ゲームにやって来ました！
最近は巷でも流行ってるから、ずっと行って見たかったの！

でもまわりの友達は興味がなくて…、だから思いきってオフ会に参加してみた。
みんなでリアル脱出ゲームに挑むのだ！

雰囲気を出すために黒い服も着てみたの！
動きやすい方がいいと思ったからボトムスは黒いジーンズだけど、トップスはフリルとリボンがついた可愛いジャージにしてみた。アガるー！

オフ会に着くと、私以外のメンバーはみんなベテランで、女の子は私一人。ちょっと緊張しちゃう。

挨拶もそこそこに、みんな綿密に作戦を立ててる。
早速それぞれ散らばって、無線で連絡を取りながらそれぞれ謎を解いていく。
みんな素早い…どんどん先に進んでいく…

初めてだから様子見てて、と言われ、私はせめて足手まといにならないようにと、静かにせっせとメモ係。飾ってある絵や置物もくまなくチェック。何がヒントになるかわからないからね。

時間制限が緊張感を加速させる。
家だともっとサクサク解けてるんだけどなぁ、みんなすごい。
やっぱり参加してみると臨場感が違うなぁ。

なんて、そうこうしてる間に最終局面、この箱をクリアしたらお宝ゲットのチャンス！
ほぼお客さんの私はワクワクしながら様子を見る。

あれ？どうしたのかな？ここにきてみんなの動きが止まる。
メモを見たり無線で連絡を取ったり。

どうやら最後のパスワードがわからないみたい。
私も覗かせてもらう。

「ん？これ、ひょっとして…」
「なんだじょうちゃん、わかるのか？」
「もしかしたら、ですけど」
「時間もねぇ、やってみろ。」

おそるおそるパスワードを入力してみる。

・・・・・・・

箱が開いた！やった！
お宝をGETして、脱出成功！

「すごいね！最後のなんでわかったの？」
「この名前、最近注目の海外のブランドの名前なんです。まだあまり知られてないんですけど、好きなセレブが持ってる写真が飾ってあったので。」
「なるほど、君に来てもらってよかったよ。」
「お役にたてて光栄です！」

初めてのリアル脱出ゲームはスッゴくドキドキしたけど、私も活躍できたし、達成感がすごい！
このオフ会参加してよかった！
もっと勉強してまた参加したいな！

「じょうちゃんにもお宝やるよ。」
「やったー！ありがとうございます！」
「わかってるだろうけど、くれぐれも他言禁止だぞ。」
「もちろん！ネタバレになっちゃいますもん。」
「んじゃ、またやろうや。」
「はい！是非誘ってください！」

みんないい人だったなぁ。

『次のニュースです。連日お伝えしている高級住宅街の連続窃盗事件の続報です。
新たに盗難被害があった住宅から不審なメモが見つかっており、犯人グループの物とみて捜査を進めています…。』

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こんばんは、つうめです。
ご覧いただきありがとうございます。
お楽しみ頂けましたでしょうか？
私自身も一時期、携帯の謎解きにハマりまして、夜通しやって寝不足になってました💦

私が特に好きなのは、
ナカユビコーポレーション、
APARTMENT BACON、
STUDIO WAKABA、
JAMMS WORKS、
KOTORINOSU、
という会社さんのアプリです。
お洒落だったり、ギミックが凝っていて楽しいですよ。

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