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Z世代はくらげ?

※「くらげ」はいい意味でも、悪い意味でもなし。

久しぶりに時代劇が目に飛び込んできた。池波正太郎の原作「まんぞく、まんぞく」

少し前に、梶よう子『本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦』を読んだところで、これは時代劇になるな、と踏んでいる。タッチが似たような感性を感じる。

主役を務めている石橋静河、「鎌倉殿13人」で静御前役を演じていたので覚えていた。石橋静河は1994年生まれ。Y世代とZ世代の節目で誕生している。

録画で見ていたが、思いつくことがあり、中断。録画を止めると、Z世代による、Z世代に関わる番組が放送されていた。思わず、しばらく視聴。取り留めもない話しが続き、「番組作り」に関するコメントが口々にほとばしる。

前の世代が「成立するよね」という言葉をよく使っているように印象づけられた。(定かではない。)

情緒に浸った時代。フィーリングを求める世代(1970年代より少し前)、マーケティング(1980年代?)がビジネスに入るとともに、コンセプトがよく語られるようになった。感性が理論的支柱を求め(成立するかどうかを考える)ていたのかも知れない。

それが鼻を付きだした。前世代と同様に、確立された感性・感覚・視点には刺激・快楽が薄っぺら。

それは違う。自然に発生させたのは、窓が空間になったスペース。そのスペースに漂い、活動する。海中の中を漂うクラゲ。目の前にスペースに繋がる縦長の窓がある。社会からの基本的な制約もなく、というか好きな方向、思いつく方向に行く。求める方向があるかどうかは分からない、でも方向性はありそう。

漂うクラゲの活動から次の文化が付け加えられるのだろう。