ごくうが行く:強めに撫でる婦人
ごくうはいつも寄っていた新団地への坂に上がって行かなくなった。日没が早くなり、坂が暗くなる。その上、夏に木々の枝葉が盛りとなり、うっとうしい。坂に登らず、お大師堂への道を選んでしまう。
日没が早くなっているので、少し時間をずらして散歩に早く出かければいいのだが、夏に伸びきった草をむしり取る時間が欲しい。そのため、まだ夏の時間モードで散歩する。お大師堂に着く頃には薄暗くなっている。妻も一緒に散歩しているので、なお遅くなった。すでに街頭が点っている。
お大師堂を過ぎると、前か