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ごくうが行く:四本足動物の用の足し方は

ごくうは散歩の時にマーキングをしっかりするが、用も足す。今まで人間と同じような用の足し方と思ってきた。『ヒューマニエンス~40億年のたくらみ~』で、肛門について扱った。

動物は口から食物を摂取し、消化して、排泄孔から便を排泄する。原生動物は、口が先にできる「旧口動物」と、肛門が先にできる「新口動物」とに分かれる。人間も犬のような四足動物は「脊椎動物」として、「新口動物」に属する。

人間と犬の排泄方法の比較をしてみる。どちらも食物を摂取後、排便が行われるまで、肛門には大きな負担が掛かる。

人間の場合、直立二足歩行なので、重力が働き、肛門に負荷が掛かる。他方、犬は四足歩行なので、腹にたまる便を腹筋で支える。この違いは排便方法にも違いがある。

人間の場合、肛門と周囲の筋肉には、3つの筋肉があり、外交門括約筋、内肛門括約筋、肛門挙筋がある。外交門括約筋と肛門挙筋は、随意筋で、便を保持する。内肛門括約筋は便意を感じ取り、脊髄を通って脳に伝える。これにより、便意を催し、外交門括約筋が緩み、便が出る。いわば、多少便意を堪えることはできるが、トイレに駆け込めば、便が出る。※解釈を少し間違えているかも。*NHKヒューマンサイエンスから。

犬の場合、自分が望んだとき、排便ができる。ごくうは散歩時にいつもの所のように、同じ箇所で用を足すことが多い。どういうわけか、2カ所にすることが多い。用を足しても、ごくうは自分で決めているように散歩に連れ回す。運動が足りていないので、エクササイズの積もりで、ごくうに連れて行かれる。

マコちゃんとパパに出会い、ごくうはナンパするようにマコちゃんの臭いを嗅ぐ。どうも分泌物が出るらしい。お陰で、ごくうは半分食べただけで寝に入りそう。「ごくう、食べなきゃ、デザートはもらえないよ」といっても、我知らずの趣。