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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.27

ゲレンデを広く使うスキークロスとは異なって、モーグルは最大37度、壁のような傾斜に2つのエア台と無数のコブを作って、全長200メートル程度のコースを使う。

フォトポジションへ行くには機材を担いで登るしかない。仮にスキーを使えたとして、壁のような斜面を滑る気にはなれない。

ゴールエリアから登っていくと第2エア手前あたりで、普段の運動不足を呪う人が多数続出することは間違いない。太腿に乳酸が溜まりまくって3歩上がって一休みをひたすら繰り返す。「そんな大げさな」と思うかも知れないけれど、踏み固められた雪の坂道は簡単には登れない。

で、汗だくでポジションまで到達したら、通常はコースサイドに張られたフェンス沿いに立って撮影するのだけれど、そうすると反対側の看板が邪、、、いや、気になって撮影に集中できない。

あたりを見回すと雪面とフェンスの間に空間があるところを発見。

お、こんなところにのぞき穴があるじゃないか。ゲヘヘ、どれどれ。這いつくばってファインダーを覗いてみると、、

「青空だ! 空がみえるぞおおおおお」

看板も大切だけれど、青空に敵う背景はない^^

2007年@猪苗代/ワールドカップ


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