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#32 欧米と日本のコロナは違う


今回のコロナ災害への対応の難しさは、「世界が同時に」インフォデミックに陥ったことである。

そして、日本の対策はというと、海外をまねるだけではダメだということ。つまり、海外と日本のコロナによる致死率は大きく異なる。上記図にもあるし、詳細なデータは下記をみてほしい。

20210211 note 32 100万人当たりの感染者と死者数

https://www.mhlw.go.jp/content/000712224.pdf

日本と欧米は、10倍程度の違いがあるのである。

この差については、一部の専門家・評論家は、「ファクターX」などと呼んでいるが、その答えはいたってシンプルだ。


上久保先生・高橋先生の理論で、説明がつくと自分は考えている。
you tube は、このnoteでもご紹介をしてきたが、ぜひ以下を読んだいただきたい。

https://dot.asahi.com/aera/2021020100039.html

アジアは、もともと土着コロナウイルス4種類によく暴露されていたこと、日本は中国からの渡航制限が遅かったために弱毒のK型などが先に入ってきたことなどによる。(ある意味日本は、「神風」が吹き、集団免疫も獲得したのである。)この差があることを、大前提として理解する必要がある。

これを理解しないで、「コロナは殺人ウイルス。とにかく怖い。ロックダウンして、ゼロコロナを目指すべき。」と考えるのは間違いである。海外のロックダウン映像や、死者が続出している映像などを見せられてきた私たちは、恐怖が強くなってしまっている。ちょっとでも気を緩めると、海外のようなひどい状況になる、というような強迫観念に襲われてしまっている方が多い。しかし、本当にそうであれば、日本でも病院でバタバタ亡くなられる方がでなければいけない。でも、実際はそうなっていない。癌末期患者さんであってもコロナ死とカウントされるというような横暴な拡大解釈を行い、コロナ死はかなり大きく算出されているにも関わらず、インフルエンザのそれよりも少ない。

日本は、欧米とは状況が大きく異なるのだから、日本独自の対策を考えなければいけない。ハンマーを繰り返すだけではいけないのだ。今回の対応は、「グローバリズム脳」から脱却しないといけない。

幸い日本は致死率も低いし、風邪のウイルスになっているのだから、マスクや手洗いのみを徹底し、もう通常通りの生活に戻ってよいはずである。医療がもっと準備をし、どの病院でもコロナ患者さんへ対応するとして、「市民の皆さん自由に生活をしてください。その中で残念ながらコロナに罹ってしまったら、医療が対応しますので大丈夫ですよ。」というような、本来の経済&医療のバランスに戻るべき、というか、もう戻れるのだ。