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日記#69「spotify exercises」211221

・レッスン中の話の流れで、人間の歩行のリズムは「3」であることを話した。大丈夫、まだ気を確かにもってほしい。

・右足、左足、右、左、右……と歩くのだから歩行のリズムは「2」じゃないのか、と思うだろう。では実際に部屋の中でも外でもいい、まっすぐに歩きながら「1,2,1,2」と感じながら歩いてみてほしい。足を踏むタイミングが「1」だ。これはまあ誰でもできる。しかし、そうすると「2」が所在なさげに体内で消化されずにどこかへ失せていくことがわかるだろう。さらに身体は普段の歩行よりもグッと不自然に、カチコチな型に収められたような窮屈感があることだろう。まだ気は失ってはいないだろうか?

・では次に「1,2,3,1,2,3,1,2,3...」と三連符で感じてほしい。今回も足を踏むタイミングが「1」だ。すると身体の揺れが、骨の軋みが驚くほど自然に感じられることだと思う。人によっては身体が揺れすぎて若干猫背気味に、そして首が前後にゆさゆさと船を漕いでしまうかもしれない。しかしこれが歩行において、意識せずとも自然と体内に流れているリズムなのだ。

・あれ? みんないなくなってる!?

・どこ行ったの〜〜? お〜〜〜〜い。

・オカルト話でした。


・ラジオ体操という名称とそのフォーマット、なんとかしてくれ。

・というのもずっとデスクワークをしているとどうにも身体が凝り固まるもので、この凝り固まりをストレッチで効率よくなくしたい、のだが、世の中には謎のストレッチ法がありすぎて果たして何を行なっていいのやらわからなくなってしまう。

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引用:https://ima.goo.ne.jp/column/comic/3941.html

・こんなストレッチ法を見つけて試してみるものの、どうにも効果を実感しにくい。というかここまで「やってる」感があり、それに反比例するように体伸びてる感の薄いストレッチは初めてだったので戸惑ってしまった。僕の筋肉の構造が他の人間と"まったく"違うというのなら話はわかるが……。

・こうなると頼りたくなるのは古くより伝わる万能の全身運動であり、その歴史こそが効果の裏付けとなっている、ご存知ラジオ体操なのだが、どうにもラジオ体操というものを、あの「朝6時の公園」を感じるピアノと掛け声に従って行うのもまた気が進まないものである。

・現代風に「spotify exercises」などに変えて、伴奏、いやバッキングトラックもchillなhiphopに変えて、掛け声はエフェクトを効かせたボコーダーサウンドにしてほしいのだが、それもそれで運動なんてせずにシガー片手にフレキシブルなライフを送ってしまいそうだ。あの適度なダサさが結局のところ規律的に身体を動かすのに最も適しているのだろうか。

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