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日記#20「いや、天文学かいッ!」211022

・時間の使い方ヘタクソ選手権があったらなかなかいい成績が残せそうな本日だった。何事も即・行動をすればやる気や意味は後からついてきて、結果的に行動が有意義なものになるというのは重々承知しているのだが、最近は行動の前にまず思考が挟まれるパターンが多い。

・時間をデザインするのは好きだ。たとえば19時から確定の用事があるなら、その前の時間の行動を大まかに設定し、それを遂行し続けていく。その用事が大切であればあるほど、自分をチューニングする時間として肯定的に過ごすことができるし、ひとつ遂行する度に「成功」が生まれていく。トータルで1日のデザインを良いものにできたとあれば、脳内の神経物質がばしゃばしゃ溢れる。思惑通りにことが運ぶのに快感を覚えるタイプなのだ。

・時間の使い方がヘタな日は、時間のデザインがヘタな日。そもそも描きたいテーマ(用事)がないと、どんだけ適当に時間を使っても、心身共に外部に影響することがなく、すべて内的に片付けられてしまうとあれば、自分のチューニングする必要もなくなり、であれば特に成功を積んで機嫌を良くする必要もなく……と、ぼくはとことん自分と時間に無責任になってしまう。

・やはりモチーフ無しのデザインはうまくいかないものだ。アイテムやテーマがない状態で、適当にキャンパスを塗りたくってもいい作品ができることは稀である。今日の場合は下書きすらもなかった気がする。

・かといって1日を最高にすること、は諦めていない。時間を惜しんでいるんだろうな。映画など見た場合確実に1時間半〜2時間は使うことになり、その時間を別のことに充てたらどうなるか、どちらが良いか、得か、と考えて無為に時間を過ごし、結局どちらも行わない。そんなクソのような日だった。目の前の欲求のみを考えて手を伸ばし続けることがまだまだヘタだ。もちろん本能優先が常に良い結果を生むわけではないが、テーマのない日はそうした過ごし方のが1日の終わりに後悔を残さないだろう。

・宇多田ヒカルのCOLORSという曲の歌詞にこんな一説がある。

どこへ行ってもいいと言われると 半端な願望には標識も全部灰色だ

・今日の俺じゃん。GREEN DAYではなくGLAY DAYだったっつーこと!?


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・唯一ツナカレーを作るというミッションはこなせた。マグロの柵を買う優越感。今から俺はこのマグロの柵を好き放題しますし、誰にも止められません。失敗したって構わないマグロの柵がこれです。周りの人間が自分を羨んでいるのがわかる。レジの人もビビったろうな。

・レシピ通りの作ったら上手くいった。ヨーグルトを200gも使うとあり、ぶち込んだ瞬間は"さよなら"を覚悟したが、完成後にはいいマイルド感を醸し出していた。必要だよ君! 塩加減をミスってしょっぱすぎたことだけが反省点かな。


・友人がインスタのストーリーに、早朝に木から湯気が出る様子を投稿していておもしろかった。理由を調べるとこの現象を観測しているブログに「朝日により木が暖められる。濡れた木の水分が蒸発。水蒸気となった水が外気で急激に冷やされ細かい水滴となり、それが湯気に見える」とあった。文章にして見ると意味不明な箇所はないが、結果的に神秘的な現象になるのはおもしろい。やはりどんなものでも、それぞれの分子というべき細部、パーツはシンプルなものだ。音楽でも絵でも、ファッションでもそう思う。神は細部に宿るという言葉にはやはり背筋を正される。

・一方知恵袋では、「木の呼吸だよ。木も生き物だから呼吸をしている」と書かれ、ベストアンサーに選ばれていた。もしかしたら先述のはもっともらしい理屈であって、こっちが本当なのかもしれない。どっちも嘘の可能性がある。インターネットの情報はいつ見てもわっちゃわちゃ。


・「天文学的な確率」という言葉、途方もない大小の数字を表す際に使われる比喩。実際にこれくらいの数字が天文学的な数字だよ〜というのはなく、とにかく"すぎる"表現のようだ。この比喩を最初に使い始めた人が、目の当たりにした数字なりのあまりの途方のなさに「いや、天文学かいッ!」と脳内例えツッコミを入れた結果生まれたんだろうな、と考えた。あまりにも熱すぎる誕生秘話。

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