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10Xの同僚から学ぶプロマネ術 - シリーズ①

皆さんこんにちは。10XでBizDevを担当している赤木です。

2月に田村さん@TamuraHaruakiが10Xに入社しました。1月の吉開さん@_yuki_yに続いてBizサイドでは3人目の入社になります。

田村さんの前職は誰もが知る世界No.1のコンサルティングファーム、McKinsey & Company、通称McK(読み方はマック)。

「McKの人はとにかく優秀」と皆が口を揃えて言うし、実際僕の周りにいるMcK出身&現役の方々は皆さん揃って尊敬できる人ばかりなのですが、じゃあその優秀って何?というのを最近田村さんからヒシヒシと感じておりまして・・・

昨日その関連で↓のツイートをしたので、田村さんから学んでいるプロマネ術のをシリーズ化して言語化していきたいと思います。

まずちょっとだけ前提を書きます。

今、10Xでは大きな案件をいくつか抱えており、僕はそれらのプロジェクトを田村さんとツーマンセル(2人1組で取り組むこと、言い換えればバディみたいな感じ)で進めています。

どちらが偉いとかではなく、2人でうまく分担しながらプロジェクト推進が滞らないよう、考えるべきことに抜け漏れがないよう、互いにチェックしながらプロジェクトをマネジメント(プロマネ)している、といった感じです。

なかなか痺れるタイムラインで動いていますが、関係者の信頼を得ながら物事を前に進めるのは楽しく、アドレナリンをドバドバ出しながらやっています。

そんな状況下で僕が田村さんと一緒に働いていて学んでいるプロマネ術、1回目は「うまくいったことを仕組み化する力」について書きたい思います。

先週の金曜日の昼過ぎ、田村さんから1件の会議招集が届きました。

会議招集のタイトル:来週のゲームプランについて相談
時間:毎週16:30~1700

これは何だ?と思った僕。そこに田村さんから電話。

田村:赤木さんすみません、さっき会議招集送らせて頂いた件なのですが

赤木:あー、来週のゲームプランってやつですね。これなんでしたっけ?

田村:これなんですけど、今週のプロジェクトの進め方がとてもうまくいったなと思っていて、それが何でかなと考えたんです。

赤木:準備が良かったですよね。

田村:そうなんです。毎週金曜日の朝にパートナーとの定例会議があって、今日はそこで大事なことを幾つか握ることができた。
なぜそれができたかというと、木曜日にパートナーのキーパーソンへ事前に概要を説明して大枠を握れていたから。
木曜日に大枠を握れたのは、水曜日のオフィスデーの際に社内で時間をとってエンジニア陣も含めて重要なポイントを握れたから。
水曜日に生産性高く社内で議論できたのは、月・火で僕らが良い感じに資料を準備できたからだと思うんです。このサイクルがとても生産性高いなと思ったので、来週からは意図的にその状態を作っていけたらなと思っていて・・・

赤木:たしかに。今週のこの流れはお互い意識したわけではないけど、タイミングよく全ての打ち合わせがスムーズに進みましたよね。

田村:そうなんです。だから、毎週金曜の夕方に
(1)来週金曜の定例会議ではパートナーと何を握りたいか
(2)それを握るためには社内外で誰と事前すりあわせが必要か
(3)その事前すり合わせをする上で必要な準備(書類はデータ)は何か

この3点をクリアにしておくのが良いかな、と思ったのですが、如何でしょう?

いや、もう本当に全くその通り過ぎて、「まさに!」しか声に出なかった僕。これまでは1人でプロマネをしてきて、何となく1週間のプランニングをしていたけど、こうして言語化して実際にToDoにまで落とし込んでみると、翌週やるべきことの優先順位がスッと整理されました。

プロジェクトが大きく、巻き込まなくてはいけない関係者も多い場合、物事を進める順番がとても大事になります。順番を間違えると物事は全く進まないどころか、むしろ逆戻りしたりする場合もあります。

さらに、タイトなスケジュールの中ではいつまでに何を決めないと全体の進行に影響が出るのかを明示的に示したり、最終的に決めなくてはいけないことに辿り着くためにはどういうステップを踏む必要があるのかを誰もがわかるように見える化することが大切です。

そういった意味で見える化のタイムスパンは1週間という単位は絶妙で、月〜金の稼働5日間をどうマネージして最大限の成果を上げるかを考えるのが良いと思っています。そのためには、前の週の準備(今回の場合は金曜夕方のゲームプランニング)が重要だということを学びました。

一見簡単そうで誰でも思いつきそうなことですが、流れているプロジェクトを俯瞰して、「なぜうまくいったのか」を分析し仕組み化できるのは、田村さんの能力だと感じました。

初めてゲームプランを立てて臨む3/8週、プロジェクト全体としてどれだけ高いスループットを出せるかが楽しみな日曜の夜でした。

ちなみに田村氏はというと、日曜午後からフライング気味に稼働を開始しており、手元のスマホは田村氏の稼働履歴が通知されてブー・ブー鳴っていました。日曜のフライングは勘弁してw

このシリーズは続きます。

ではまた!

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