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多いに越したことはない

少ないよりも多い方がいい
低いより高い方がいい

会話の中でよく伺うフレーズです。

免疫の話をしている時にも、この話題がよく登場します。

感染症にかかる ⇒ 免疫が低下している ⇒ 免疫を高めれば解決
そのような論法なのでしょうか。

免疫がひとつの仕事を一方通行でしか行っていないのであれば方向性にも理解ができるのでしょうが、免疫(細胞)にも複数の種類と仕事内容があります。

大きく分類をすると
外敵(異物)を攻撃し無力化する免疫 ※一般的に免疫と考えられるもの

一度、侵入した異物の情報を記憶し、次回に備える免疫 ※アレルギーで話題になる免疫細胞です。

そして、両者を適正な配置とバランスで調整する監督役

強く、高くというものの・・・
そう単純ではありません。


サプリメントを販売している業者にしてみれば
難しい話をしても(自身が理解できていないこともあり)伝わらないので
単純明快に二元論で善と悪を定義して導く手法を常用します。

その結果、導かれる方向性は幻のオアシスとなるのです。

この素材は免疫が上がるのでいいですよ!

どの免疫とは言っていない。

そもそも免疫が増えることで解決するとも言っていない。

体温は上げた方が免疫が上がりますよ!
常に高い状態をキープすると免疫力アップです!

低い状態だから、免疫活性が低い状態だから上げることを良しとするものの
常に免疫活性が高い状態を勧めて大丈夫なの?

この成分は過剰に食べたり、飲んだりしても安心です。
ちゃんと排泄されますから。

人によって排泄機能の運用状態は違うのに、そんな適当なタラレバでいいの?

事業者の方とお話をしていると様々なセールストークがあるものです。

健康を手にしたい
不具合を解決したい

そのようにしてサプリメントへたどり着くのに
取り扱う事業者は玉石混交というよりも、ほぼ石である可能性が高いと思います。自身も含めて消費者と同等か、ほんのちょっとだけ知識と経験がある程度の違いしかないように思います。


健康や成分などと言われると難しくて自分にはわからないよ
そのようにおっしゃるのかも知れません。
しかし、健康であっても、日常の外の知識でも判断基準は同じようなものです。ただ、情報(常報)を飲み込まずに、食物と同様に消化吸収してみましょう。意外と自分には必要のない情報(常報)なのかも知れませんから。

市販されていない希少な素材、特にきのこ素材に関心をお持ちの方はお声がけください。興味深い研究をされている方がいらっしゃいます。 サプリメントをただのビジネスツールとしてではなく、人間の体や健康を見ながら研究を重ねている方をご紹介したいと考えております。