【読書記録】江戸情話集
2024年111冊目。
少し間が空きましたが引き続き岡本綺堂作品を読み進めます。
今回はタイトルの通り、江戸物で男女の恋愛をテーマにした作品集になっています。となってくるとやはり多いのは妓女のお話し。本作でも大部分を占めます。
「両国の秋」はそんな中で妓女が相手ではない作品。女役が蛇使いということで怪奇譚の趣きもあり楽しめました。
「心中浪華の春雨」は妓女と大工のお話し。正直そんなことで死ぬことある? と思いましたが、六三郎の行く先の儚さとお園の妓女としての身分の不確かさが重ね合わさってつい魔がさしてしまったと感じました。
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