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【読書記録】書楼弔堂 待宵

2023年107冊目。

書楼弔堂の六年ぶりの新刊です。今回の登場人物は徳富蘇峰や寺田寅彦など。最近岡本綺堂の作品を多く読んでいたので岡本綺堂の登場は驚きでした。

新撰組も重要な役割を担っており、京極夏彦版新撰組である『ヒトごろし』の併読をオススメします。

宮武外骨や徳富蘇峰の章が顕著ですが登場人物の置かれている状況や苦悩が延々と語られていてしんどいはずなんですが、すらすらと読めてしまうのは京極夏彦のリーダビリティの高さでしょう。

他のシリーズとの接点が気になる作品ですが明かされる時はくるのでしょうか。

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