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【読書記録】エクソシスト

2024年56冊目。

映画が有名ですが原作も負けず劣らずで非常に面白かったです。原作者が映画の脚本も担当したこともあり、内容はほぼ相違なかったです。首が反対を向くシーンなどはやはり映像の方がインパクトありましたが、登場人物たちの心情などは小説の方がわかりやすいですね。

映画版の方は子役の演技が凄すぎてそればかりが印象に残ってますが、小説では母親や神父の苦悩がわかりやすく、まずは身体的な病気や精神科で治そうとするといった現実的な視線がよかったです。

最後の場面でカラス神父が悪霊を自分に憑依させて自殺するシーンは分かりにくい印象です。メリン神父の死のシーンからもう少し詳細に書かれていると良かったように感じました。

せっかくなので映画の話をしますが、エクソシストシリーズは初代と昨年公開された『エクソシスト 信じるもの』は見ました。信じるものは三部作らしいのですがあそこからどう展開するのでしょうか。初代もそうですが神父がろくな目に遭わないのはもはやお約束なのでしょうか。

もっとエンタメによった作品だと『ヴァチカンのエクソシスト』が面白かったです。あれこそ続編を作ってほしいです。一応製作されるというニュースはあったので楽しみに待ちたいと思います。

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