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【読書記録】さえづちの眼

2023年162冊目。

比嘉姉妹シリーズの中編集です。100ページ前後の作品が三つ収録されてます。書き下ろしの「さえづちの眼」以外は「怪と幽」で既読でした。

「あの日の光は今も」は初読時は「ずうのめ人形」を読んでいなかったので比嘉姉妹シリーズだとは気付いていませんでした。

辻村はずうのめ人形の時も仄めかすだけで暴力的な一面は見せていませんが、いい母親であろうとした歪みはこの時点であったのでしょうか。

「母と」は面白いんですがややわかりにくいですね。鎌田の妻が最初は瑛子で、後から琢海と入れ替わって、瑛子はナナミになったという理解で合ってますかね?

「さえづちの眼」は冴子の子どもを殺したというのが最初わからずに混乱しました。読み返して山蛭を踏みつける描写がありましたがそれでしょうか?何気ない描写すぎてわかりにくいです。

全体的に読みやすいのですが種明かしのときの説明が不十分でわかりにくいと思いました。

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