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【読書記録】壊れやすいもの

2024年39冊目。

山尾悠子が『ナルニア国物語』のラストに触れた短編があると書いていたので読みました。

スーザンだけがなぜあんな酷い扱いを受けねばならないのかは本当に謎で読んでいて残念に感じています。「スーザンの問題」はその後のスーザンの人生に思いを馳せる作品で、辛辣な描写もありますが、これは山尾悠子もいう通りゲイマンなりの愛のなせるわざでしょう。作中で国語教師がいうように最後はスーザンも改めることができると信じています。

その他の作品では「翡翠の習作」が面白かったです。ホームズものは色んな作家が書いているのでホームズ×クトゥルーというのもゲイマンオリジナルではないようですが、クトゥルーの世界観だとホームズの推理にも怪しさが帯びてくるのが面白いです。カーナッキなどの心霊探偵を彷彿とさせます。

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