【読書記録】鼠
2024年118冊目。
ロンドンが巨大な鼠に襲われてパニックになるという内容。B級ホラーといった感じに振り切っていてよかったです。
SF長編小説と銘打たれていますが、鼠の巨大化の原因に核実験が仄めかされているものの、それ以外はあまりSFって感じはしませんでした。
最初の方は犠牲者はどういう人間で、どんな半生を送ってきたかを細かく描写していました。単なるホラー描写だけでなく、犠牲者に感情移入できてよかったと思います。
群れが巨大化し、地下鉄の車両を襲うシーンなどでは一転して多数の犠牲者がでており迫力がありました。
生きたまま鼠に食われるシーンは映画的で読みやすかったですが、アクションとしては面白くもホラーとしてはあまり怖くないかなと思います。
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