【読書記録】アウターQ 弱小Web マガジンの事件簿

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿 (双葉文庫)

2024年107冊目。

作者の澤村伊智さんは比嘉姉妹シリーズなどのホラー作品で有名ですが、これはミステリ作品でした。元々ホラー作品でもミステリ要素を含めるタイプだったので驚きはないです。

主人公はアウターQというwebマガジンのライター。デイリーポータルZが元ネタのようですが私は見たことがなかったのでよくわかりません。なんとなくの雰囲気は掴めました。

出版業界の話しはリアリティを感じました。門外漢なので本当かどうかはわかりませんが、ドライにみるとこんな感じだよねっていう感じがよくでていたと思います。

どう報じたところで傷つく人は出てくるという編集長の話しはその通りだと感じました。最近の一部のインフルエンサーのように対立を煽る書き方をするのは論外ですが、フラットに書こうとしても主観は入りますし、受け取られ方次第で炎上してしまうこともあるので難しいなと思います。