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【読書記録】よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

2023年84冊目。

シリーズも八巻目。一話あたりの長さが長くなっているので目標の99話は遠いですが、宮部さんには健康で長く描き続けていってほしいです。

「賽子と虻」は弥生や餅太郎のその後が気になります。特に餅太郎はその後に含みがあるのでもしかしたら再登場もあるかも?語り捨てなので餅太郎のお話しはここまでですが何か因縁が残ったような感じがします。

「土鍋女房」は民話のような読み口の作品でした。土鍋ははじめ築地屋の方の因縁かと思いましたが違いましたね。神に取られるという民話でよくある展開ですが、そこに絡む人間模様の描写はさすが宮部みゆきです。

「よって件のごとし」は宮部版ゾンビホラー。恐怖が全面に出ていて最高に面白かったです。

今回で百物語は小休止とのことですが、続刊も決まっていて刊行ペースが落ちるというわけではなく物語の中のお話しということのようで一安心です。

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