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【恋愛】「運命の相手」をつくるからうまくいかない

【474号】

ねぇ、恋愛に沼ってるそこのあなた、ねぇねぇ。

一度は彼のこと「運命の相手かも」って思ったことないかしら?

彼は運命の相手だ。こんなにどきどきして刺激があって、好きになれて、かっこいい人、他にいないもん!巡り逢いだよー!

だから、この辛さをこえられる、と。
だから、今は耐え忍ぶ修行である、と。
だから、なんとしてでもうまくいかす必要がある、と。

ちょうぢょはねぇ、沼ってた期間、ずっとこんな風に思ってたよ(笑)

「運命の相手思考」はあなたを沼らせる危険な思考であると同時に、今日はこれを手放していこう。

”運命の相手”って響きが素敵だ。憧れる。いることを想像するだけで、なんかワクワクすらしてしまう。

でも赤ちゃんの頃からそんなことは意識してない。

こうなったのって、思うに、子どもの頃から「運命の相手」がいること=特別感があって幸福だ、みたいな刷り込みを何度も刷り込まれてきてるからだと思ってて。

それは、少女漫画だったかもしれないし、ドラマだったかもしれないし、広告だってそう、なんどもなんどもこの手の情報にふれ続けるたびに、「運命の人に愛される女性は素敵だ」という価値観が形成されていく。

だから「わたしにもそういう人いるのかな?」って一度は想像してみたことがあるのではないだろうか。「運命の人がほしい」と思う種のようなものだね。

そして、超絶ドキドキする実物がリアル世界に登場したとき、種が開花する(笑)

これも少女漫画やドラマの世界では「ドキドキする=運命の相手」という世界観で描かれることが多いことに起因してるんじゃないかと思う。

ドキドキの感情が”運命”という言葉と紐づいて、運命の人だって決めてしまう。

そう、運命は、これまで生きてきた価値観と目の前の事象を組み合わせた”解釈”でできている。

そして「これは運命に違いない」と解釈したときから、「運命」をすべての言い訳にしはじめる=沼にはまっていくループがじわじわ形成されていく

彼から連絡がないことを、「これは試練だ」と思ってみたり、
彼と逢えないことを、「彼ものりこえている」と思ってみたり、
彼からないがしろにされることを、「わたしの愛が試されている」と思う。

そう思いたくなる。

だって、
”運命”だから最後はうまくいくようにできているし、
”運命”だから期待したっていいし、
”運命”だから待っていれば叶う、のだ。

そう思わないと、やってられない。だって今の状況を冷静にみたら、彼から愛されていないことばかりが目に付くようになってしまうから。

どうだろう。もしあなたが上記のような状態に当てはまっていることがあれば、今、つらいのはそれはあなたがつくりだした「運命」によって沼っている。

運命を言い訳にしちゃいけない。それがあなたを苦しめる原因になっているから。

運命の恋=ドキドキの相手と結ばれることが、尊いとか、崇高とか、憧れだという、すりこみに気づこう。

そして最も大事なことは、「構造に気づくことができれば、手放せる」のだ。

自分のおかれている状態がわからない、どのようなエネルギーが作用しているのかわからない状態だと、何をコントロールしていいのかわからないから手放せない。

でも”構造”がわかれば、何がどう作用しているか捉えることができるから、自らの意志で手放すことができるようになる。

「運命」という言葉があなたをがんじがらめにしていないだろうか。
「運命」という解釈があなたを彼のもとに縛り付けていないだろうか。

その運命という縄をかけたのは自分自身だ。そして、その縄をほどいてあげることができるのも自分自身だ。

「運命」という枠ぐみから一度でてみよう。

目の前の現実は、彼から愛されないあなた、じゃない。
彼にはあなたを愛する力がない、という現実でしかない。

あなたを苦しめるだけの運命思考は手放そう。

今日もあなたを幸せにする選択を。


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